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2006年11月29日
今シーズンまでチームマネージャーを務めたハラルド・エックル監督との契約解除など、今後の動向が各方面から注目されているカワサキ・レーシング・チームが、本日11月29日に2007年に向けてのチームの運営方針について公式に発表した。
以下に、カワサキ・レーシング・チームが本日発表した公式リリースの全文を紹介する。
■カワサキにとって2007年MotoGPシーズンは新たなる出発
来期より、日本のメーカーであるカワサキは、フルモデルチェンジを遂げた800ccのNinja ZX-RRを来年のカタール開幕戦でデビューさせるに留まらず、カワサキが最高峰クラスに復帰してから初めて、ファクトリー・チームを自社で単独運営する事になります。
カワサキのレース活動にとって、これは大きな変化と言えるでしょう。
カワサキは、エックル氏が当社と敵対関係にあるチームのMotoGP活動に深く関わっているという問題に直面し、これまでの提携を即座に打ち切らざるを得ませんでした。その結果、新しいチーム体制は、ハラルド・エックル氏およびKMGP社との決別が避けられません。
カワサキ・レーシング・チームは、新開発の800ccエンジンとシャシーを搭載するNinja ZX-RRを投入し、依田一郎レーシング・ディレクターの指揮下において、2007年のMotoGPシーズンに参戦します。
新しい体制となったカワサキ・レーシング・チームは、今月末にランディー・ド・ピュニエと共に、セパンに姿を現します。その他のメンバーも、機材の準備や搬送活動など、2007年MotoGP世界選手権での戦いに向けて、全面的な活動を続けています。
新しくなったカワサキ・レーシング・チームの全てのメンバーは、カタールのドーハ国際サーキットで開催される開幕戦に向けての自信を示しています。彼らは最高峰クラスのファクトリー・チームに相応しい戦闘力を持つNinja ZX-RRを用意してくれるでしょう。
■株式会社カワサキモータースジャパン 丹波晨一取締役社長
これはカワサキにとっての新たなスタートです。
800ccのNinja ZX-RRは、初期段階のテストにおいて期待の持てる性能を示しています。しかしながら、来年の最初のレースから高いレベルで戦うには、まだ多くの開発作業が必要なのは事実です。
ピット内のチームは、実質的に今年とほぼ変わらぬ体制である事を嬉しく思います。この事実はチームにとって有益であり、疑う余地もなくチームの基盤をより早く整える事につながる筈です。
さらには、私たちの新しいMotoGP体制を考慮し、全面的な支援をして下さるDorna(ドルナ社)に深く感謝を申し上げます。
今期は、私たちカワサキが2002年末からグランプリに復帰して以来、最も戦闘力の高いNinja ZX-RRを準備する事ができました。これは中野真矢選手のアッセンでの2位表彰台が物語っています。
しかしながら、2006年の総合的な結果が、私たちの期待通りではなかった事は明らかです。これは、私たちの元チームマネージャーの献身的な姿勢が不足していた事に起因すると、部分的には言えるでしょう。
2007年最初のレースに向けての大変な作業に現在は直面していますが、私たちは新しいチーム運営に対する強い自信を持っています。また、残る全てのメンバーは、来るべき新シーズンの中で、カワサキにさらなる良い結果をもたらす事でしょう。
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