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中野選手、ホンダデビュー直前インタビュー
インテリマーク編集部
2006年11月28日

コニカミノルタ・ホンダチームへの移籍を、今シーズン最終戦のバレンシアの直後に発表した中野真矢選手だが、日本のロードレースファンにとって、中野選手は全日本時代からホンダキラーとしての印象が強く、ホンダのマシンを駆る中野選手の姿は、多くの方にとって想像がつきにくいのではないだろうか。
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今回、コニカミノルタ・ホンダチームのご協力を頂き、本サイトから中野真矢選手へのヘレステスト直前インタビューを行った。移籍に関するお話や直近の状況を窺ってみたので、ここではその内容を紹介したい。

■コニカミノルタ・ホンダチームの印象

コニカミノルタの新しいスタッフとは、もう打ち合わせなどを行いましたか?もしそうなら、どのような印象をチームにお持ちになったでしょうか。

東京のコニカミノルタ社のオフィスを訪れましたが、本当に親しく接していただいて、好印象を持ちました。

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(写真提供:motogp.com)

また、昨日はチームのメンバーと初めて夕食を共にしてみて、イタリアと日本のスタッフがうまく融合しているのが分かりました。まだお互いに良く知っている訳ではありませんが、これから一緒に楽しんで仕事ができると思います。

■ホンダへの移籍に関して

日本のMotoGPファンにとって、中野選手の今回のチーム移籍は大変に大きなニュースでした。中野選手は以前からホンダのマシンで走りたいという気持ちはあったのでしょうか。

今回チームから提案して頂いたパッケージ(マシンやタイヤなどの総合的な組み合わせ)だからこそ、コニカミノルタ・ホンダ・チームへの移籍を決めました。ホンダのマシンとその性能については深く信頼しています。それにチームのメンバーやその運営力、および日本のタイトルスポンサーとミシュランを信じています。

中野選手は全日本時代から、ホンダのライダーを抑えて次々と勝利する彼らにとって最強の敵だったと思います。また、中野選手自身も、ホンダに打ち勝つ事を常に狙っているライダーに見えました。その中野選手がホンダのチームに移籍するというのは、ご自身にとっても特別な思いがあると思うのですが、いかがでしょうか。

それは全く自分が感じている事そのものですし、実際に奇妙な感覚があります。以前はホンダのライダーを抑えようと奮闘しましたが、今回からは自分がその一員となり、常に抑えようとしたライダーたちの一人になってしまいましたからね。

いいバイクを手にいれた以上、プレッシャーが大きくなるのは間違いありませんが、これだけ高い性能のマシンに乗れる事は本当に嬉しいです。
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■もしホンダから鈴鹿8耐のオファーがあったら・・・

もしホンダから2007年の鈴鹿8耐に出場して欲しいと言われたら、どうしますか?

もしホンダが自分を8耐に出したいと言ってくれて、それが日本のファンにとっていい事なら、喜んで申し出を受けたいと思います。ただ、今はまだRC212Vを完璧に乗りこなす事の方が先ですけどね。

■ミシュランタイヤへの復帰について

ヨーロッパの一部のメディアは、チームの移籍に際し中野選手がブリヂストン・タイヤを選択すると予想していましたが、結局ミシュランを選択されましたね。今回の選択は難しい決断だったと思いますが、これはチームの選択でしょうか、それとも中野選手ご自身の希望だったのでしょうか。または、他に何かミシュランを選択する理由があったのなら教えてください。

ミシュランにする事はチームと自分が一緒に決めました。ブリヂストンを3年間、ミシュランを500ccクラスと2003年のMotoGPバイクで2年間経験していますから、この経験を通して両方の優れた点を理解しています。

今年はミシュランはMotoGPでもF1でも年間タイトルを獲得していますから、この選択には自信があります。

ミシュランタイヤは中野選手にとって3年ぶりですが、それについて不安感はありますか。

まず最初に感触を確かめる必要はありますが、何回か乗れば特に問題はないと思いますよ。グリップも耐久性も優れていますから、ミシュランにはいい印象が強いです。

■今週のヘレスでのテスト内容

今週800ccマシンに初めて乗る事になりますが、どんな事からテストを始めるご予定でしょうか。また、今回のヘレスでのテストに関して、何か目標設定のようなものはありますか?
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まだ1回も800ccバイクに乗った事がないので、最初はポジションを決定して、いい感触が得られるようにしたいです。新しいマシンに慣れる事からですね。

色々な種類のタイヤを試し、年明けの1月22日から24日にセパンで行われる冬季テストに向けて、必要な感覚と自信を身につけておきたいです。

■2007年シーズンの目標設定について

移籍時のチームからの公式リリースの中で、来期はタイトルを目標に戦うと中野選手はコメントされていましたが、最高峰クラスに移ってから今までに、ここまで高い目標設定をされた事はなかったと思います。これは以前からホンダのバイクが、ご自身のライディング・スタイルに適していると感じていたからでしょうか?

まだ800ccマシンに乗っていないので、今はなんとも言えませんね。ただ、新型バイクは以前よりもサイズが小さいし、速いコーナリングスピードが要求されそうなので、自分のライディング・スタイルや身長には合う筈です。

まずは最高峰クラスで勝つ事と、できる限り多くの表彰台を獲得する事からです。そこから学習ができれば、世界タイトルを目指す上での戦略も立てられるようになると思います。


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