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2006年11月27日
今週の火曜日から始まるへレスのテストで、中野真矢選手はコニカミノルタ・ホンダ・チームのライダーとして、RC212Vでのデビューを飾る。
■注目を集める中野選手のホンダデビュー
今回のへレスで日本のファンが最も注目するのは、コニカミノルタ・ホンダに移籍を果してからの初走行を見せる中野真矢選手かもしれない。
中野選手がホンダのチームに所属するのは彼の経歴上今回が初めての事であり、ミシュランタイヤは3年ぶりだ。カワサキの3年間で世界に示した高いマシン開発能力と、ブリヂストンタイヤでの活躍の後だけに、ホンダのマシンとミシュランという安定性に定評のあるパッケージを手にした中野選手が、どれだけの力を2007年シーズン中に発揮するかを、日本のファンのみならず世界中が見守っている筈だ。
■第一回目のテストに高い意気込みを示すチーム
チームも中野選手も、バレンシアでの最終戦が終了してからの約1ヶ月間は、今回のテストに向けて気持ちを集中したようだ。コニカミノルタ・ホンダチームは、一丸となって中野選手の2007年シーズンに向けての第一歩となる今回のへレスでのテストを成功させようと、高い意気込みを示している。
なお、コニカミノルタ・ホンダチームの公式発表によれば、中野選手の今週のテストは火曜日と水曜日の2日間を予定しており、3日目となる木曜日は、その前日までに雨などで気象条件が崩れた場合の予備日として位置付けられているようだ。
■モンティロン「必要なものは全てそろった」
コニカミノルタ・ホンダのチーム責任者であるジャンルカ・モンティロンは、 中野選手を迎えて2007年シーズンに向けての準備が開始できる事を喜び、チームに必要なものは全て整ったと語る。
「へレスからシンヤとの仕事を始められる事に大変満足してます。また、このように高いレベルのプロと、新しい挑戦を開始できる事が楽しみでなりません。」とモンティロン。
「コニカミノルタのお陰で、私たちは願い通りに最高のパッケージを手に入る事ができました。バイクとタイヤ、それにライダーです。高い成績を目標とする上で、私たちが必要とするものはこれで全て揃いました。」
「中野選手には勝利にかける強い精神力がありますし、彼はその実力を過去に何度も示してきました。」
「これから私たちは、参加する全ての冬季テストにおいて、2007年シーズンを万全な状態で迎えるべく準備を進めます。この中で中野選手が、彼に提供される新しいホンダのRC212Vとミシュランタイヤ、および私たちチームに短期間で馴染んでくれる事を願っています。」
■中野選手「ここからがチャレンジ」
中野真矢選手は、今週へレスは重要なチャレンジへの第一歩だと述べ、全てが彼にとって新しくなった環境や、チームのマシンやタイヤに対する高い期待を示している。
「バイクもタイヤもチームも新しくなり、今からが本当に重要なチャレンジの始まりです。」と中野選手。
「これは自分が望んだ挑戦です。チームから提案された内容は、自分が求めていた安心できるテクニカル・パッケージでした。」
「今回のテストでは、まずは自分にあったバイクのポジションを見つける事が必要ですし、最初からいい走りができるくらいの好感触をつかみたいと思っています。」
「へレスは好きなサーキットのひとつです。2006年シーズンは予選で1列目を確保しましたし、レースは7位でした。テクニカルで大変なサーキットですから、ここではバイクをバランス良く仕上げる事が大切になります。」
「効率よくテストができるように、天気が良くなって欲しいですね。」
■ベルナルデッレ「今重要なのはメニューを着実にこなす事」
チームの技術監督であるジュリオ・ベルナルデッレは、へレスのコース特性はテストに適しており、初回のテストとなる今週から具体的にマシンの性能評価が行えるだろうとコメントしている。
「へレスは私たちが中野選手と新しいチャレンジを始めるのには最適な場所だと思います。また、ミシュランを履いたホンダの800ccマシンにとっても同じ事が言えますね。」とベルナルデッレ。
「いいコースですし、技術面から見ても要求される事の多いサーキットですから、自分たちの性能面での評価を初回のテストから具体的に行う事ができると思います。」
「今回のテストにおける自分たちの結果は、他のチームのライダーやバイクと、数値的に比較される事になるでしょうね。ただ、今の段階で重要なのは、大きなプレッシャーに負ける事なく、用意したメニューを限られた時間内に完璧にこなす事です。」
「今回の冬季期間中には多くのテストが予定されていますので、自分たちの可能性を最大限に引き出すにはどうするべきか、順を追って理解を深めていく事ができると思います。」
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