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2006年11月7日
世界スーパーバイク選手権(SBK)に参戦する加賀山就臣選手が、11月5日(日)に三重県の鈴鹿サーキットで行われたMFJ全日本ロードレース選手権の最高峰カテゴリであるJSB1000クラスに出場し、凱旋優勝を飾った。また、同時にスズキは同クラスでのマニュファクチャラーズ・タイトルも獲得している。
■加賀山選手の全日本出場は2002年のレギュラー参戦以来
アルスター・スズキのGSX-R1000で今期のSBKを戦った加賀山就臣選手は、今回のスポット参戦に向けて自身が立ち上げたチームである「YK Suzuki with Bright Logic」を従え、2002年以来となる全日本選手権への出場を果たした。
■加賀山選手「日本のファンに最高の走りを見せたかった」
「SBKの年間シーズンは既に終わっていますし、日本のファンのために日本で走りたいと思いました。」と加賀山選手は続ける。
「辻本氏の大変な努力や多くのボランティアの方のおかげで、チーム結成にこぎつける事ができました。今回のバイクはほとんどノーマル状態と変わりませんが、最高の走りを日本のファンの皆さんに見て頂きたかったし、自分もライディングを楽しみたかったんです。」
■逆転タイトルを狙う渡辺篤選手に無念のトラブル
今回の全日本最終戦は、ヨシムラスズキ with JOMOから参戦しているランキング2位の渡辺篤選手と、その6ポイント差でトップに立つKEIHIN KoharaR.T.(ホンダ)の伊藤真一選手との年間タイトルを賭けたレースだった。渡辺選手は予選でポールポジションを獲得しており、2002年以来となる自身2度目の全日本最高峰クラスでの年間タイトル獲得への期待が高まっていた。
しかしながら、決勝レース序盤の4ラップ目に、渡辺選手はメカニカル・トラブルにより戦列を離れ、無念のリタイアに終わっている。
■加賀山選手が好スタートを決めてトップに
4年ぶりの全日本出場を果たした加賀山就臣選手は5番グリッドからスタートし、MotoGPスズキのテストライダーであり、今シーズンのMotoGP日本グランプリにスポット参戦を果たした秋吉耕佑選手から前を奪い、トップに躍り出た。
■レースをリードしたのは秋吉選手
渡辺選手がリタイアした4ラップ目に、秋吉選手は加賀山選手を交わしてそのまま終盤までレースをリードしたが、レース残り5ラップ目に加賀山選手が最終コーナーで秋吉選手を交わすと、そこから2人は激しくトップを奪い合った。
■トップ争いは加賀山選手、秋吉選手、伊藤選手の3名に
MotoGPテストライダーと現役SBKの2人のスズキライダーが熾烈な争いを展開すると、ブリヂストンのMotoGPテストライダーとしても知られるホンダの伊藤真一選手が2台に割り込んでトップを奪い、終盤はこの3台による激しいトップ争いが繰り広げられた。
■スズキ2台による熾烈な優勝争い
残り2ラップ目、加賀山選手は最終コーナー前のシケインで秋吉選手と伊藤選手の2台を同時に交わすが、2番手の位置から追いすがる秋吉選手は加賀山選手を捕らえ、並んだ2台はチェッカーを目指して最終ラップへの猛加速を見せる。
■勝利を手にしたのは加賀山選手、伊藤選手は年間タイトル確定
勝負は最終ラップの最終コーナーまでもつれ込み、最初にチェッカーを受けたのは加賀山就臣選手だ。
加賀山就臣選手は、僅差の0.1秒差で全日本最終戦での凱旋優勝を飾り、秋吉選手は2位表彰台を獲得。3位となった伊藤真一選手は、ランキング2位の渡辺選手が4ラップ目にリタイアした事により、2年連続のJSBタイトルを獲得した。
(記事:11月6日 Team Suzuki Press Office リリース)
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