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フォルツナがテレフォニカとゴロワーズに続く?
2006年2月22日 ShoppingOn編集部

米国の有名ロードレースサイトであるSuperbikePlanetが、事実だとしたら恐ろしい噂を記事にしている。

今期のグレッシーニチームはフォルツナからのスポンサー援助を25%削られ、最悪の場合はトニー・エリアスを走らせる事ができなくなるというのだ。記事内では、ソース元は「ある情報筋」と伝えられているだけで具体的な事は分からないが、少なくともDORNAはテレフォニカとゴロワーズ、およびキャメルのドタバタ劇に続く、さらなる混乱状態に陥る可能性があるとしている。

アルタディスグループは今期スペインでの経営状態が良くないらしく、とてもMotoGPを全額負担している場合ではないという。

経営状況についての問題は事実である。先日アルタディスが公式発表した2005年経営状況によれば、売上げは上昇しているものの、肝心の経営利益が2004年と比較して、たばこの税率アップにより大きくダウンしている。また、この先2年間でたばこ工場を二つ閉鎖し、大規模なリストラも予定されているようだ。おそらく今回の記事の発端は、この発表を受けてのものだろう。

スペイン国内ではマルボロの親会社であるフィリップモリスとの価格競争があり、簡単に商品の値段を引き上げる事ができないという事情もある。

SuperbikePlanetによれば、アルタディスは「何故そのような噂が報じられているのか分からない。経営的にまずい状況なのは確かだが、MotoGP関係への資金投資に影響を与える気はない。」と噂を否定しているようだが。

もし噂が事実であれば、すでにチームの年間費用を支払ってしまっているグレッシーニはバイクの台数を減らすしかなくなり、そうなれば若手筆頭のマルコ・メランドリではなくトニー・エリアスが犠牲者になるという理屈のようだ。何とも物騒な話だ。

これ以上ライダーの減る話は勘弁して欲しいものだ。今のところグレッシーニチームのあるイタリア、およびフォルツナの拠点のスペインのプレスからはこのような報道はされていないので、単なる噂で終る事を祈りたい。

 
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