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2006年2月17日 ShoppingOn編集部
あいにくの天気となったセパンテスト最終日、キャメルヤマハチームはロングランを予定し、雨を心配して早めにウォームアップ走行も済ませていたが、降り始めた雨に中止を余儀なくされてしまった。
雨の合間を利用してロッシは34周回、コーリンも28周回を重ねたものの路面コンディションが良くない為、自己ベストタイムを更新するには至っていない。天候に恵まれず思うようにいかなかったセパンでの3日間であったが、チームは気持ちを完全にヨーロッパで行われる次のIRTAテストに切り替えた模様だ。
また、今日2月16日は、バレンティーノ・ロッシの27歳の誕生日の日でもあった。チームはロッシの為に大きなバースデーケーキを用意し、ピットでお祝いをしたようだ。本日トップのロリス・カピロッシに遅れること0.14秒の2分2秒06を記録し、第2位をマークしたロッシは、「気分はまだ16歳」と27歳になった心境を語っている。
「27歳とはいい年齢になりましたね。でも気分はほとんどまだ16歳なんですけどね!」とロッシ。
「今日は天気が良くなかったのであまり作業が出来ませんでしたが、今回のテストは非常に重要でした。」
「振動(バイブレーション)の解決に向けて少し前進しました。新しいデータが幾つか採取できて、発生の原因と解決方法が分かりました。まだ100%ではありませんが、より速く走る自信はあります。ヘレス開幕戦までにエンジンも少し改良が加えられそうですので、パワーも少し上がると思います。」
「バルセロナでのテストはあまり重要とは思いませんが、最後のヘレスは開幕戦の1週間前ですから大事なテストになります。実際のレースでの条件と殆ど同じでしょうから。」
「シーズンも開幕に近づきましたが、誰が主なライバルになるかはっきりしてきました。メランドリとペドロサは目立って速いようですし、ドゥカティも同様に強敵です。面白いレースの見れる最高のシーズンになりそうですね。」
一方、コーリンは今日は2分2秒33と中野真矢選手の2分2秒20に次ぐ第4位を記録し、ロングランが出来なかった事が残念だとコメントした。
「今日は少しあてが外れました!」
「今朝は2〜3個のタイヤをテストしただけですが、天候が崩れる前にロングランを始める事にしました。残念ながらウォームアップを半周走ったところで雨です。そんな一日でしたね。」
「ただ、良いテストにはなりました。マシンについて多く学べましたし、新しい事を何点か試す事ができました。今はもうジタバタしていません。重要なのは、マシンが火曜日のテスト段階より数段良くなった事です。」
「総じて言えるのは、新型バイクは凄いという事です。昨年モデルと比較して全ての点で良くなっています。今は指折り数えて開幕戦を待つのみです。」
チームの技術監督であるダビデ・ブリビオは、ロッシのコメントと同様にバルセロナでのテストはマシンの開発においてはそれほど重要ではないと述べ、ヘレスでのテストに重点を置くとしている。また、振動以外は全てがうまくいっているものの、新マシンと新タイヤの両方の本来の優れた性能を生かすべくミシュランと協力して最適な組み合わせを模索しなければならないとマシン開発への思いを表明している。
キャメルヤマハチームは短い休暇の後、3月3、4、5日のIRTAテストの為バルセロナ郊外モンメロにあるカタルニアサーキットに再び集結する。
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