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2006年2月16日 ShoppingOn編集部
2006年最後の冬季テスト2日目、夕方からレースシミュレーションを開始する予定だった多くのライダーにとってはフラストレーションの溜まる雨のマレーシアだったが、1日目の13周回のみで全てのテストを断念しなければならなくなったケーシー・ストーナーよりはましだろう。
LCRホンダのルーキー、ケーシー・ストーナーは、過去にダートトラックで痛めた右肩に違和感を感じ、初日の午前中に走行を断念して精密検査を受ける事になってしまった。
250cc時代には一度もこの古傷に苦しめられた事はなかった彼だが、MotoGPマシンに必要とされる筋力の増強に向けたトレーニングを先週オーストラリアで行った際、大変な苦痛にさいなまれたようだ。MotoGPモンスターを扱う上で必要とされる筋力は250ccの比ではないらしい。
テストを断念した後、ケーシー・ストーナーは以下のコメントを発表している。
「6年前にダートトラックの練習中に負った怪我です。過去5年間はこの傷に苦しめられる事はありませんでしたし、当時は主治医も手術は必要ないと判断しました。」
「MotoGPバイクに乗る為の筋力増強を目指し、自転車でのトレーニングを昨年の11月から始めていたのですが、これが原因でじん帯の古傷が炎症を起こしたようです。」
「明日の朝は飛行機で自宅に戻り、国内のフットボールリーグで活躍するスポーツ医療士と相談して今後の方針を決めたいと思います。じん帯の炎症は大きな問題ではないので、回復は早いと思っています。」
また、もう一つのホンダチームであるチーム・ロバーツは、ミシュランタイヤとの作業において有益なデータが得られた事に満足している。本日ケニー・バーツ・ジュニアは41周回を走行し、セパンでのKR211Vにおける自己ベストである2分02秒95を記録した。これはニッキー・ヘイデンに続く当日の14番手タイムである。ジュニアは以下の通りコメントした。
「今日はミシュランのフロントタイヤのテストを中心に行い、気に入るタイヤを見つける事ができました。個々のタイヤ性能をミシュランの理論に基づいてテストしましたので、ミシュランは私たちが提供したデータに満足した様子です。」
「今のエンジンの保証範囲の走行距離に近づきましたので、雨が降ったところでテストは中断し、明日から使用する新しいエンジンの取り付け作業に入りました。明日はリアタイヤのテストを中心に行います。ここまでの成果には非常に満足しています。」
また、スポンサーの問題が解決できなかったチーム・ロバーツにとって嬉しい知らせが舞い込んだようだ。高性能バイクのパーツメーカーであり、世界中のロードレースをサポートする米国の「ホット・ボディーズ・レーシング(Hotbodies Racing)」が、今期のチーム・ロバーツのスポンサーとして正式に契約を済ませたようだ(ホットボディーズ・レーシング リリースより)。
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