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2006年2月16日 ShoppingOn編集部
セパンでの2回目の冬季合同テスト2日目、レプソルのエースライダーであるニッキー・ヘイデンは、昨日はタディーこと岡田忠之選手が乗っていた2006シーズン向けの最新RC211Vと、その開発を引き継ぐ形となった。今日のニッキーは新マシンのベースセッティングを探り、シャシーとエンジンの調整を中心に作業を進め、良い進展が得られたようだ。
ニッキーは本日61周回を終えて、セテ・ジベルナウに続く13番手タイムとなる2分02秒93を記録した。2006年レース仕様車の乗り心地は良かったのだろうか。テスト後、ニッキーは以下の通りコメントしている。
「今日は一日中新しいバイクに乗りましたが、セッティングは上手く進みました。シャシーとエンジンのセッティングにここまで多く関われたのは今回が初めてですし、昨年のレース中の自己ベストタイムも上回りました。今後に期待です。」
「まだプロトタイプですし、今までのバイクと少し感触も異なりますので、色々試す事は多く残っています。明日は古いバイクも交互に何度か乗りかえてみたいと思います。」
ニッキーのチームメイトでスペイン人ルーキーのダニエル・ペドロサは、MotoGPマシンの学習として、彼にとって初めてとなるエンジン・ブレーキング・システムのセッティングにも挑戦したようだ。また、明日は天気が良ければ、ロングランを何回か実施する予定らしい。
本日は50周回を走り、スズキのジョン・ホプキンスに続く5番手タイムである2分01秒89を記録したダニエル・ペドロサは以下の通りコメントした。
「今日は短いテストになりましたが、作業内容は充実していました。バイクの挙動を理解するにはさらに多く経験が必要なので、今回はその点で重要となるエンジン・ブレーキング・システムのセッティングを何種類か試してみました。」
「午後にタイヤテストとロングランを予定していたのですが、雨に中断されました。」
レプソルホンダのチーム監督である田中誠氏は、今日の雨について「明日もあるので心配ない」と前向きな姿勢だ。
また、今回HRCが持ち込んだ新型バイクのセッティング支援にHRCのテストライダーとして参加しているタディーこと岡田選手は、新型マシンについて以下の通り述べている。
「まだ新型バイクの調整は第一段階です。今日はハンドリングの調整に集中しました。新型バイクには良い点が非常に多く、今は減速性能に優れています。まだ加速性能に問題はありますが改善の方向にあります。良いマシンに仕上がると思います。」
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