★セパン2回目合同テスト2日目まとめ★
2006年2月15日 ShoppingOn編集部

二日目のセパンも雨だ。どのチームも晴天を期待して臨んだ今回のセパンだが、二日目も午後は雨に見舞われた。

初日の午後4時の雨よりも一時間早い午後3時に、チームはピット内への退避を余儀なくされた。フィリップアイランドの土砂降りの2日目もひどかったが、今日は初日の小雨とは違ってピットレーンに浸水する程の大雨となり、どのチームもピットに戻って空を見上げる以外になす術がなかったようだ。

雨が降るまでは、昨日以上の強い陽射しと高温の中、どのライダーも時間を惜しんで走り込みを続けていた。熱帯地域の天気は激しく急変するものだ。

古傷のある右肩の不調をうったえ、昨日のテストを午前中の早い時期に切り上げたMotoGPルーキーのケーシー・ストーナーだが、今日は彼の姿はない。昨日と今朝の診断の結果、じん帯に問題があり緊急に精密検査を受けるべきとの判断が下されたようだ。ストーナーは残念にも残りの全てのテストをキャンセルする結果となり、明日は飛行機でオーストラリアに戻り、彼の主治医の診断を受ける予定だ。

本日のトップタイムはカワサキの中野真矢選手だ。昨日は20人中の14番手タイムとなりタイムも全く伸びなかった事が心配された中野選手だが、32周回を走った二日目の今日は2番手のロリス・カピロッシよりも0.07秒速い2分01秒80をマークした。ちなみに、昨日の不調は新型エキゾースト(排気系システム)の問題らしい。

本日3番手となったバレンティーノ・ロッシは47周回を走り、カピロッシより0.02秒遅れて2分01秒89を記録。

昨日から好調のスズキのエース、ジョン・ホプキンスは44周回を終えて、本日のバレンティーノ・ロッシから0.01秒差につけており、セパンでの自己ベストである昨日の2分02秒15をさらに上回る2分01秒90をマーク。チームマネージャである今田氏の執念の手渡しパーツが効果を発揮したのか、GSV-Rはやっと好調だ。

5番手はスペイン人ルーキーのダニエル・ペドロサだが、彼はいつも安定している印象があるが、本日のダニーは昨日のベストタイムである2分01秒89を更新するには至らず、50周回を終えてのタイムは2分01秒93。殆ど常にルーキーではトップタイムだ。

ここで注目すべきは6番手タイムのTECH3ヤマハ、カルロス・チェカの2分02秒06である。誰がダンロップタイヤにこれだけの能力がある事を予想しただろうか。彼は本日57周回を終えて2分02秒06をマーク。これは、昨日から0.45秒タイムは伸ばしたものの順位的には本日も最後のチームメイト、ジェームス・エリソンよりも3秒02速いタイムだ。

本日7番手のコーリン・エドワーズはチェカよりも0.14秒遅い2分02秒20。昨日よりも0.2秒タイムを落としている。続く8番手はカワサキのランディー・ド・ピュニエの2分02秒37。

コニカ・ミノルタ・ホンダの玉田誠選手は51周回を終え、本日同じくホンダRC211Vに乗るライダーであるトニー・エリアス(2分02秒62)、マルコ・メランドリ(2分02秒65)、ニッキー・ヘイデン(2分02秒93)を押さえての9番手タイムとなる2分02秒56を記録。これは昨日の自己ベストである2分03秒66を0.73秒上回るタイムだ。マシンの熟成が順調に進んでいる結果だと信じたい。

本日も調子が悪いのはセテ・ジベルナウだ。今日はギア・ボックスの調子ではなく自身の体調不良を訴え、僅か17周回しか走る事ができなかった。腸に問題ありらしいが、これは確かに2輪ライダーには厳しいコンディションだ。やはりタイムも伸びず、本日不調のマルコ・メランドリより0.22秒遅れての12番手タイムとなる2分02秒87。ニッキー・ヘイデンはセテよりもさらに0.06秒遅れており、彼も昨日の曇った表情からも分かるとおり、思い通りにテストが進まない印象がある。

ニッキーの後ろには、ケニー・ロバーツ(2分02秒96)、クリス・バーミューレン(2分03秒18)、アレックス・ホフマン(2分04秒23)、ホセ・ルイス・カルドソ(2分04秒65)、最後にジェームス・エリソンの2分05秒08が続いた。

アライ:RX-7RR4 ナカノレプリカ2 フルフェイス ヘルメット フルフェイス レプリカヘルメット【001】アライ アストロTR シュワンツ GP-ProRossi Moto GPフルフェイスヘルメット Ti-TechRossi Moto GPフルフェイスヘルメット ARAI RX-7RR4 スペンサー アライフルフェイスヘルメット SUOMY SPEC-1R ビアッジ/GPイエロー