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2006年2月14日 ShoppingOn編集部
セパンサーキットに姿を現したロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウは、対照的なその初日を終えることとなったようだ。順調に開発作業が進んだと満足しているカピロッシと比べ、ジベルナウはマシントラブルに見舞われ思うようにテストを進めることが出来なったらしい。
今日は3日間行われるテストの初日であったが、天候に振り回される一日となった。午前中は蒸し返るような暑さに路面温度は50度以上にもなり、午後には4時頃に降り始めた雨にテストの中断を余儀なくされたらしい。
雨はすぐ止んだようだが、サーキットが閉鎖される午後6時まで路面は濡れたままで、ドライセッティングでのテスト継続は不可能だったようだ。そんなテスト日和とは言いがたい気象条件の中でも、カピロッシとジベルナウの両ライダーは、晴れの間を利用して新デスモセディチGP6のテストを続けた模様だ。
二人共1月のセパンテストで蓄積されたデータを使って新しく開発が進められたブリヂストンタイヤのテストも含め、厳しいテストスケジュールを抱えているという。
カピロッシは、本日44周回を終え2分2秒64とタイム自体は前回のセパンよりも遅かったが、開発はうまく進んでいると次のようにコメントしている。
「今日は、かなり満足のいく出来でした。」
「マシンの開発を引き続き行っています。今回は機敏性と安定性の両立を目指し、そのバランスを仕上げる事に集中しました。結果はうまくいきましたので、明日はタイヤのテストを行う予定です。」
「チームはよく働いてくれていますし、マシンも去年よりはるかに進化しています。」
ギアボックスの故障に泣かされることとなったジベルナウは、38周回を終えて2分3秒51と思うようにタイムを上げられていない。時間を無駄にしてしまったとその胸の内を語っている。
「今日は、一日中メカニカルトラブルに泣かされました。雨が降る前にセカンドマシンに乗り換え、大分調子良くなってきていたのですが、結局雨に中断されてしまいました。
まだこれがテスト中でよかったです。これがレース中では目もあてられませんから。」
明日と最終日の木曜日は、両ライダーは、天候が許せばシャシーと電子制御系システム、さらにタイヤのテストを行う予定としている。
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