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2006年2月14日 ShoppingOn編集部
GMMが伝えるところによると、バレンティーノ・ロッシの側近がMotorcycleNewsに対し、「ロッシのフェラーリへの回答は近い」と語ったそうだ。その回答とは「YES」だ。
しかしながら、イタリアのガゼッタスポーツの新聞記事は、「ミハエル・シューマッハが2007年シーズンもF1に残らない限り、ロッシの移籍は事実上難しい。」としている。
フェラーリの2007年ドライバーは現マクラーレンのキミ・ライコネンとバレンティーノ・ロッシの2名という噂は、ヨーロッパではもう当たり前のように囁かれている内容である。しかしながら、これが事実の場合フェラーリは、2名のドライバーの両方がフェラーリに初めて乗るというリスクを負う事になる。ガゼッタスポーツは、もし本当にミハエルがF1を引退する場合の話だが、とつけ加えてはいるが。
問題はチームのリスクだけではない。ロッシのF1移籍に理解を示す発言をしているのはロッシと親しいミハエル・シューマッハだけであり、その他のドライバーはMotoGPチャンピオンに対しどこか冷たい。
ロッシと同じイタリア人で、現ルノーのジャンカルロ・フィジケラは、昨年のガゼッタのインタビューに対してこう答えていた。
「ロッシにどれだけ才能があろうとも、F1に必要なのは経験だ。ロッシは絶対にF1には来れない。」
また、フィジケラのチームメイトで、昨年は最年少記録で年間チャンピオンに輝いたスペイン人のフェルナンド・アロンソも、ロッシが先日参加したバレンシアでのF1合同テストの結果について、以下の皮肉めいた意見をガゼッタに述べたようだ。
「ロッシの成績は大したもんだね。でもあのV10エンジン(今年のF1レギュレーションはV8)がどんなセッティングなのかは知らないけどね。」
また、PLANET-F1.comによると、アロンソはこれ以外にも、スペインのラジオ局であるカデナSERの番組中で、「ロッシはF1では成功できない。私が2輪に乗ってもペドロサより速く走れないのと同じ事だ。」と発言したらしい。
F1界の権力者であるミハエル・シューマッハが2007年も走り、ロッシの味方についてくれれば話は変わるのだろうが、どうも現時点でのロッシへの風当たりは厳しいようだ。
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