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2006年2月7日 ShoppingOn編集部
昨日よりも路面コンディションの良くなったここ2月6日のロサイルサーキットで、キャメルヤマ
ハチームの2名、バレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズは1日遅れでテスト開
始した。キャメルヤマハチームは今日から3日間のテストスケジュールとなる。
体調は頗る良いというバレンティーノ・ロッシと、アメリカからの時差ボケに悩んで早
く寝たいという対照的な二人だが、彼らは揃ってレースタイヤにおける公式
ベストタイムである昨年のニッキー・ヘイデンのタイム1分57秒903を初日から上回った。
ちなみに、予選タイヤでの最速はロリス・カピロッシがドゥカティー・ブリヂストンで記
録した1分56秒917。
昨シーズンのレース結果と比較して、どのチームも急激にレースタイヤでのラップタイ
ムを上げているが、これは気候の違いが大きく影響している事も忘れてはならない。昨
年のレースは10月1日に行われ、気温39度、湿度10%、路面温度45度という灼熱の中だったが、
今回のテストにおけるコンディションは気温24.7度、湿度73%、路面温度38度という前回
のフィリップアイランドとそれほど違いのない快適な環境だ。
今年のカタールでのレースは4月4日に行われる為、今回のテストにおけるデータは実際
のレースにも有効となる筈だ。
本日バレンティーノ・ロッシは気分良く48周回を終え、昨年の自身の予選タイムと全く同じタイムである1分57秒36をレースタイヤで記録した。ロッシは言う。
「ファーステストを出すのはいつもうれしいです。勿論今回はホンダやドゥカティーが
いないということはありますが。今日は全てがとてもうまくいきましたし、テスト初日
に満足しています。」
「ここは家にとても近くセパンの時の様な時差ぼけもありませんから、この3日間は
エネルギーに満ち溢れた感じがしています。」
「気候も15度程度と去年のレース時より涼しいのでグリップもいいですし、タイヤを
100%使い切れていていいタイムを出せています。とにかく新マシンは旧マシンよりグリ
ップがはるかにいいです。」
「セパンではわずかにチャタリングの問題があったので、それを解消する為にミシュラ
ンのテストをしています。ミシュランはたくさんの新しいタイヤを持ってきてくれたの
で出来る限りそれを試しているところです。」
「新しいマシンは、既にいいレベルまで来ていますし、今は最適なセッティングを見つけ
る為に懸命に作業をしています。残り2日間が楽しみです。」
ロッシのチームメイト、コーリン・エドワーズは、昨シーズンのレース中の自己ベストである1分58秒345を1秒近く縮める1分57秒52を77周回を終えて記録している。
「ロッシと違ってひどい時差ぼけだよ。アメリカから飛んできたからね。」とコーリン。
「だから今日はひどく疲れましたね。今日はしっかり寝て、明日に備えたいです。コースは走る度にゴムでコーティングされてきれいになるので、周回毎にグリップが良くなりタイムも上がります。すでに去年のレースタイムよりも良いタイムが出ました。」
「ミシュランは大量に新しいタイヤを持ち込んだので、ここでの殆どの時間をタイヤテストに費やす事になります。初めてここに来た時に良い結果を残せているのでこのコースは好きなんです。だからここでのテストは楽しいですよ。天気も最高ですし。」
「新しいバイクはどの部分を取っても改良が進んでるので、自信が持てます。毎周回『これは行ける!』と現段階では感じますね。今日は良い初日になりました。全て順調でこのタイムが出せた事を嬉しく思います。」
また、コーリンのチーフ・クルーであるダニエレ・ロマニョーリは以下の述べている。
「今日は、去年のカタールのベースセッティングよりも良いセッティングをすぐに見つ
けることが出来ました。フロント・エンドのグリップが進歩したので、コーリンはフロ
ントに良い感触を持っています。新しいマシンはこのサーキットではとても調子がいい
ですし、ラップタイムを今日はとても良かったです。いいスタートを切れました。」
好調の二人のタイムは残り二日間でさらに伸びそうだ。
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