カタール合同テスト2日目
2006年2月7日 ShoppingOn編集部

2月6日、二日目のカタール合同テストの今日、8耐さながらの高温で行われた昨年までの2レースとはうって変わり、気温24.7度、路面温度は38.0度という昨日に続き快適なテスト日和を迎えた。本日はSBKのテストも同時に行われており、日本人の芳賀紀行選手や、以前MotoGPカワサキに所属していたアンドリュー・ピットも走行している。

二日目を制したのは大方の予想通り、本日から参加したキャメルヤマハの2名のライダー、バレンティーノ・ロッシとのそのチームメイト、コーリン・エドワーズだ。彼らがカタールで冬季テストを行うのは今回が初めてとなる。快適な気候の中、黄色のバイクに乗るライダー2名はライディングを楽しんだようだ。

ミシュランタイヤを履くキャメルヤマハの2名のライダーは今日、昨年のニッキー・ヘイデンのコースレコードである1分57秒903をそれぞれ上回るタイムを記録した。

ロッシの48周回を終えてのタイムは1分57秒36、コーリンは77周回を走りタイムは1分57秒52だ。昨シーズンまでのレース時コンディションよりは遥かに良い気候と路面コンディションだが、間違いなく今年もヤマハワークスは好調だ。

二人に続くのはスズキGSV-Rを駆るジョン・ホプキンスだ。セパンでの電器系トラブルは完全に解消されたらしく、ホッパーも今回レースタイヤを使用し、昨年のミシュランタイヤを履いたニッキーのレース中におけるコースレコードを約0.3秒縮める1分57秒64を記録している。これは本人が昨シーズンの予選で出した1分58秒527をも上回る高タイムだ。スズキはフルリファインされたGSV-R XRE4のエンジン性能を今年3回目のテストにしてやっと発揮できる状況になったようだ。それはチームメイトのクリス・バーミュレンのタイムを見ても明白だろう。

昨日までは2分の壁を越えられなかったホッパーのチームメイト、クリス・バーミュレンだが、本日は1分58秒67という昨日のタイムをいきなり2秒も削り落とすタイムを記録した。言うまでもなくこれは自己ベストであり、本日のカルロス・チェカにつぐ5番手タイムだ。やっとスズキ期待のクリス・バーミュレン本来の姿が今回のテストから見えてきたというところか。SBKで証明済みの実力やランディー・マモラのクリスへの評価をスズキファンは安心して信じても良いだろう。

本日はジョン・ホプキンスとクリス・バーミュレンの間に位置する4番手タイムを出したダンロップタイヤを履くTECH3のカルロス・チェカだが、本日午前中の最後に自己ベストタイムである1分57秒9を記録した直後、残念な転倒を喫したようだ。チェカは頭から路面に叩きつけられて脳震盪をおこし、午後にセッションを続ける事ができなかった。午前中に43周を走り込み、転倒までは順調なタイムの伸びを見せていただけに残念な結果となったが、幸い彼はMotoGP公式のインタビューに回答するまでには回復し、明日への意欲を見せた。以下は公式インタビューの内容。

「頭を叩きつけた感じです。今日はすでにテストの中間ですし、凄く残念ですね。今日はテストは諦めてホテルで休む以外にありませんでした。明日は戻って走りたいです。」

「固いタイヤを選びすぎて、気がついたらグリップを失っていました。それが原因です。」

「転倒はありましたが、はじめてのTECH3でダンロップタイヤを使っての今の結果には満足しています。今回の3日間のテストにラップタイムの目標は設定していませんでしたが、ここまで良いタイムが出せていると思います。脳震盪以外はどこにも大きな怪我を負っていませんから、明日は体調が回復して走れる事を期待しています。」

本日の6番手タイムはブリヂストンのテストライダーとしてドゥカティー・デスモセディチを駆る日本の伊藤真一選手。76周回を勢力的に走り、昨日の自己ベストを丁度1秒更新する1分58秒8をマーク。

TECH3のカルロス・チェカのチームメイトであり、同じくダンロップタイヤを履くジェームス・エリソンの記録は、76周回を終えて伊藤選手から1秒遅れの1分59秒8。昨日の自己ベストを僅かに更新したものの、少し伸び悩みといったところか。

ブリヂストンタイヤを履くカワサキのオリビエ・ジャックは本日8番手タイムの2分00秒5。

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