|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2006年2月2日 ShoppingOn編集部
青く晴れ渡るフィリップアイランドでのメーカー合同テスト最終日の2月2日、レプソル・ホンダのワークスチームは、エースライダーであるニッキー・ヘイデンの転倒はあったものの、満足のいくテスト結果が得られたようだ。
今朝のコースは昨日の雨で汚れていて滑りやすい状態にあったが、皆が走行を重ねるに連れて良好なコースコンディションへと変わっていった。この中でニッキー・ヘイデンはミシュランタイヤのテストを順調に進めていたが、午後4時頃のレースシミュレーションにおける高速走行時にフロントを滑らせ転倒してしまう。幸い怪我はなかったものの、ニッキーはこの時点でレースシミュレーションの継続を断念したようだ。
最終的にニッキーは95周回を終えて、今回の第5番手タイムとなる1分30秒90をマークした。これは今回レースタイヤのみでアタックしたミシュラン勢の中ではマルコメランドリ(総合4番手タイム:1分30秒60)に続く2番手タイムだ。
「今日のドライコンディションを待っていました。」とニッキー。
「午後にはクラッシュしましたが、それでも今日一日のテストは全てうまくいったと思います。ミシュランのタイヤテストに時間を多く使いましたが、リアタイヤにすごく良いのを見つけました。」
「ロングランを始めようと思った矢先にフロントを滑らせて転倒してしまいました。大した事はなかったのですが、高速走行中の事でしたので大事を取って中断しました。私は全く大丈夫ですけど。」
「昨日は雨の中でしたが快適に走行ができ、いくつか良いセッティングも学べたので貴重でしたね。去年は雨が苦手で問題を多く抱えていた事を隠す気はありませんよ。」
また、今日のダニエル・ペドロサは、RC211Vでの走行デビュー以来のベストと言える走りだったようだ。彼は本日何種類かのタイヤのテストを全てこなし、レースタイヤのみで96周回を走り込む中、水曜日の自己ベストタイムを0.4秒上回る1分31秒10を記録した。これはチームメイトのニッキー・ヘイデンに続く6番手タイムである。ペドロサは今回この記録をレースタイヤで出した事に大変満足している。
「今日は凄く良い日でした。温度も丁度良いし、たくさんのテストメニューをこなす事ができました。このサーキットは私にはとても難しいので、今後のレースに役立つ経験を積めて良かったと思います。」
「今シーズンが終る頃には、このバイクに関するもっとたくさんの経験が積めると思います。今朝はミシュランタイヤのテストを集中して行いましたので、最終的にバランスの良いセッティングを見つける事ができました。」
「ここまで特に問題もなく、自分の経験値をレースに向けて高められた事が本当に嬉しいです。」
レプソルホンダチームのマネージャーである田中誠氏は、この三日間に得られた多くのデータや、ルーキーであるペドロサの上達ぶりに満足している。
レプソルチームは今シーズンに必要となる多くのデータを持ち帰り、2月14日のマレーシア、セパンサーキットに再び二人のライダーと戻ってくる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|