好調のメランドリとセッティングに苦しむエリアス
2006年2月1日 ShoppingOn編集部

フィリップアイランドにおける初日テストのトップタイムはフォルツナ・ホンダのメランドリだ。今日(1/31)も強めの風が時折吹くフィリップアイランドだが、メランドリのロッシ追撃への計画に抜かりはないようだ。

マルコメランドリの初日の周回数は72周、その本日1番手のタイムは1分30秒79だ。マシンの仕上がりには納得しているとメランドリは言う。

「バイクの調子がとても良かったです。セパンのテストで見つけた方向性は正しかったと思います。今日はマシン全体のバランスと重量配置をテストし、全てのサーキットで有効なベースセッティングを探りました。」

「まだ少しフロントサスペンションについて調整すべき部分が残っていますが、今日の作業にはとても満足しています。全力でプッシュするのに必要なリズムをこれから探っていきます。」

その一方で、メランドリのチームメイトのスペイン人、トニー・エリアスは、プレシーズン全体のスケジュールの中で、彼にとっては今シーズンが初めてのホンダマシンとなるRC211Vをいかに乗りこなして本シーズンに繋げていくか、その計画を慎重に練っているようだ。

エリアスは本日の100周回の中で、カワサキの中野選手に続く9番手タイムの1分32秒23を記録している。その真後ろにつけているのが玉田誠選手の1分32秒40だ。エリアスは、マシンのセッティングの難しさを次のように述べている。

「RCVで初めてこのコースを走りましたが、まだあまり馴染めない感じです。」

「昼食後はセッティングが少しうまくいくようになりましたので、引き続きコースに合ったベース・セッティングを探しています。シャシーとサスペンション全体のセッティングを行いましたが、今のところベストな結果を出すには至っていません。」

エリアスはセパンから続けてRC211Vのセッティングに苦しんでいる印象を受ける。

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