レプソルチーム「セパンでの結果が活かせる」
2006年2月1日 ShoppingOn編集部

ホンダRC211Vの開発をリードするレプソル・ホンダチームのニッキー・ヘイデンと、そのチームメイトのMotoGPルーキー、ダニエル・ペドロサは、本日1月31日よりフィリップ・アイランドでの冬季テストを開始した。セパンでは働きすぎてタイムを出す前に疲れてしまったというニッキーだが、フィリップアイランドを好みのサーキットとする彼のRC211Vは、先週の予告通り強力な武器に成長したようだ。

2005年にこのサーキットでポール・ポジションを獲得したニッキー・ヘイデンは、フィリップアイランドの高速コーナーや、複雑且つ微妙なカーブを持つレイアウトが大好きだという。

フィリップ初日となる今日、ニッキーはフロントフォークとシャシーの組み合わせをいくつか試し、それぞれの相性を確認したようだ。114周回という、今回も相変わらず働きすぎと周りを心配させそうな距離を走行した彼のベストラップは、同じくRC211Vに乗るマルコ・メランドリの1分30秒79に続く1分30秒99という初日の二番手タイムだ。

明日の天気予報を気にしたとニッキーは語る。

「セパンの後に十分に休む時間があったわけではありませんが、ここのようにセパンとは異なるコースレイアウトでマシンの状態を試せるのは有り難いです。今日のコースコンディションは凄く良かったので、周回を重ねて多くの仕事を一気にこなしました。天気予報によると明日は雨ですから、ペースの落ちる前にいくつかのパーツを選択しておきたかったのです。」

「マレーシアで調子の良かったセッティングがここでも活かせられる事が分かって非常に満足しています。嬉しいですね。使えるシャシーのセッティングが分かったので他の事に時間を多く使えました。」

「6周か7周は以前のブルノで使ったマシンで古いタイヤを試しました。その他にはサスペンションのセッティングをしたり、ブレーキングの時にもっと安定感を得られるようにフォークもいくつか試しました。」

ニッキーのチームメイトで昨年までの連続250ccチャンピオンのダニエル・ペドロサがフィリップアイランドをRC211Vで走るのは今回が初めてとなる。本日ペドロサはミシュランのフロントタイヤを試しながら、MotoGPマシンに慣れる事に集中したようだ。彼もニッキーの114周回には及ばないものの、3周少ないだけの111周を走り、その中でのベストタイムである1分31秒45を記録した。これはセテ・ジベルナウに続く本日の5番手タイム。「着実に進歩しています」とペドロサ。

「フィリップ・アイランドはセパンとは全く異なりますから今日の結果は嬉しいです。マレーシアでは良い仕事が出来たと思っていましたから、ここでも同じように進歩がある事を願っています。」

「今日は少し風がありましたが、練習としては良いタイムが出せましたし、マレーシアと比較してどのパーツがこのサーキットに向いているかを試す事もできました。なんだかここが静かで、家から遠く離れている事が不思議に感じられますが、ここでのテストはバイクをより理解する上で重要だと思います。」

「マレーシアに比べてここのサーキットは短いですし、気温も低いので前回ほど疲れを感じません。最初はスローペースでスタートしたのですが、テストが終る頃にはとても速いペースで周れるようになりました。これは今一番重要な事だと思います。」

「特に最後の二つのコーナーでリアが滑りますが、これは250ccの時に経験済みです。ミシュランのフロントタイヤをいくつか試しながら、この独特のサーキットでできるだけ多くの周回を重ねようと思いました。初日のテストには本当に満足しています。」

レプソル・ホンダのチーム監督である田中誠氏は、今日のヘイデンとペドロサの様子について次のように述べている。

「ダニーは今日はとてもいい仕事をしました。今の時点で着実に良くなってきていますが、このサーキットをあまり好きではない彼にとってはそれは重要なことです。調子が上がってきていることに私は満足しています。」

「ニッキーはたくさんのことにトライしている最中です。彼のラップタイムはそれほど悪くはありません。今日は天候に恵まれましたが、明日も同じくいい天気になればいいと思います。」

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