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2006年1月30日 ShoppingOn編集部
イギリス人のティーンネイジャー、MotoGPアカデミーのライダーであるブラッドリー・スミスは、世界GP125ccのレプソル・ホンダチームのライダーとして2006年シーズンよりデビューする。
イギリスはオックスフォードシア州出身の15歳の学生である彼は、昨シーズンのCEVスパニッシュ125ccチャンピオンシップの終盤に3勝をあげている。この時のチームもレプソルにバックアップされており、マシンもホンダだった。
スペインの125ccチャンピオンシップはヨーロッパにおいて非常にレベルの高い選手権であり、ここでの勝利が世界GPへの登竜門となっている。今回彼のGP行きを決定したのも同チャンピオンシップでの3勝だ。
スミスの経歴を見ると、元々はスプリントレースのライダーではなかったようだ。二年前まではモトクロスの選手として活躍していた彼だが、足を骨折した事がきっかけとなりスプリントレースに転向している。
彼の現在のレース監督は、95年5月の世界GP500ccで1勝をあげているスペイン人の元GPライダーであり、ダニエル・ペドロサが師と仰ぐアルベルト・プーチだ。
「テストの開始が待ちきれません。基本からたくさんの事を学びなおす年になりそうです。」とスミス。
世界GP125ccは14カ国を転戦する事になり、学生のスミスは多くの授業を欠席する事になるが、彼の通うイギリスの学校はこれを全面的に承認し、学校をあげて応援をするようだ。
「今年の学校の単位は約束されていますが、学校を離れている間も自力で学力を維持する事を皆に誓ってきました。」
「学校側は、僕が参戦する事を喜んでくれています。僕の状況を学校が全て理解できているかどうかは疑問ですが。」
「ここまでは凄く早く決まりましたが、いい気になったりせずに頑張ります。」
スミスのデビューレースは3月26日のヘレス開幕戦だ。
話は変わるが、ブラッドリー・スミスの話を聞いて、全日本を戦う若手ライダーの学校生活にも興味が湧く。
今シーズンより日本が期待する若手ライダーの中上貴晶選手(13歳)もMotoGPアカデミーに合格して栄誉ある参戦をする。全日本選手権(チームHARC-PRO.よりGP125)と掛け持ちという忙しい日々を送るようだが、日本の学校も世界で戦う中上選手を是非とも応援して欲しい。
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