ホッパー、電気系トラブルに苦しむ
2006年1月26日 ShoppingOn編集部

スズキチームは、2006年シーズン最初のテストの最終日をいらだたしい気持ちで終えることとなった。とはいうもののテスト全体を通しては、新しいシーズンに向けて良い結果を残せたようだ。ジョン・ホプキンスとクリス・バーミューレンは、開発ライダーである秋吉耕佑選手と共にこのマレーシア・セパンのテストに参加した。3人のライダーは初めて新マシン「XRE4」GSV-Rをテストし、その目覚しい進化ぶりを披露している。

2分3秒00のタイムを記録した秋吉選手は、新マシンのシャシーのテストを可能な限り行い、多くのデータをチームに提供することができたようだ。

チーム監督であるポール・デニングもホプキンス、バーミューレンの両ライダーを高く評価すると共に、秋吉選手に対してマシンの開発に多大なる貢献をしてくれたと感謝の意を述べている。

ホプキンスの3日間を通しての自己ベストタイムは、レースタイヤで2分2秒40と2005年シーズンの自己ベストタイムには届かなかったもののまずまずのタイムを残した。彼は新型GSV-Rの限界に果敢に挑み、電気制御系のトラブルの為予定されていたテストの一部は終わらせられなかったものの、一番いいセッティングを見つけようとしてくれているチームクルーに価値のあるデータを渡せたようだ。

ホプキンスは、不完全燃焼で終わった3日目のテストについてその胸の内を次のように述べている。

「今日のトラブルには本当にイラつかされましたね。ライバルたちがどんどん速くなっていくのをガレージの中で座って見てるなんて本当に嫌になります。今は改善の方向も見えてますし、確実に良い方向に持っていける筈です。」

「これだけトラブルを抱えながらも、前回のここでのテストよりは速いタイムを出せてるんですから、マシンの性能が向上しているのは明らかですよ。今の問題が解消されて完全にマシンがフルリファインされれば何とかなりそうです。」

「私自身はトレーニングを通じてライディング技術と精神面の両面について既に性能アップは済んでいます。スタッフはみんな真剣に働いてくれていますよ。特に今日はすさまじく働いています。バイクについて理解する事はできましたから、気分的には明るくセパンを離れられるでしょう。チームも私も今年の潜在能力は高いですよ。」



また、最終日には75周回を終えて初日のタイムを4秒以上縮める2分2秒30の自己ベストをマークしたバーミューレンは、次のようにコメントしている。

「新マシンは、素晴らしかったです。3日間のテストでは、いろんな小さな問題を解決するのに多くの時間がかかってしまいましたが、今日は長距離走行をする機会がありました。再び他のライダーと一緒にトラックで走るのはとても気持ちが良かったですし、GPマシンにどう乗ればいいのかたくさんのことを学ばせてもらいました。」

「3回目のテストで2分02秒前半のタイムを出せたことはうれしいです。もう少し速く走れたと思いますが、レースに勝てるわけではありませんし、最初のテストから無理をして台無しにしても仕方ないですしね。まだまだ私もバイクも引き出すべき点が多く残りますが、今の時点ではとても満足しています。」

スズキチームの次のテストは、カタールのドーハで、2月5日の日曜日から3日間以上行われる予定だ。

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