ロッシとエドワーズ「カタールが楽しみ」
2006年1月26日 ShoppingOn編集部

キャメルヤマハチームはマレーシア、セパンでの3日間のテストを本日終えた。2006年型YZR-M1 の開発作業は今後もまだ長く続きそうだ。

最終日の1月25日の午前中、バレンティーノ・ロッシとコーリン・エドワーズの両ライダーは、ミシュランのエンジニアと共にタイヤ関係の作業に集中していたが、結果は上々のようだ。

食事の後、二人はレースシミュレーションにおける長距離走行を行い、今シーズンの実際のレースを想定した情報の収集に余念がない。予選タイヤでタイムアタックをする他のチームを尻目に、二人は黙々とレースタイヤでの作業を継続したようだ。

本日60周回を終えた時点でのロッシのベストラップは2分01秒60であり、これは3日間のテストを通しての5番手タイムだ。ちなみに今回のセパンでの最速タイムはセテ・ジベルナウの記録した2分01秒03。

ここでひとつ注目すべき点は、バレンティーノ・ロッシは本日のシミュレーション20周回の殆どのラップタイムを2分02秒台の半ばから前半という、驚異的なペースで走っている事である。本気の予選タイヤによるアタックは次回のセパンまでお預けという事なのか。

最終日のテストを終え、ロッシは以下の通りコメントしている。次のカタールでの新型バイクの挙動に興味は移っているようだ。

「今日の午前中は100%ミシュランタイヤの為だけに作業をしました。昨シーズンはここでのレースでタイヤに問題を抱えていましたが、今回ミシュランが用意してくれたタイヤはどれも凄く良かったです。それぞれのタイヤに良いグリップが得られるように作業をしました。」

「午後は予定通りレースシミュレーションを行いました。本当に今回のテストでは進化を遂げた新しいバイクが嬉しかったですね。今の時点で既に感触が良いんです。それほど2005年型と比べて大きく変わったという訳ではないのですが、多くの点で優れています。ヤマハが特に改善してくれた点はバイクの剛性とセッティングのし易さです。エンジンもまた良くなっています。」

「今後重要になってくるのは他のコースでのテストです。個人的にはカタールが面白いと思います。カタールは昨シーズンに勝つ事ができましたし、あれは今までの最高のレースのうちの一つでしたね。ただ、レースウイーク中にずっと問題を抱えていたのも事実ですので、新しいバイクがどこまで良くなったかを確かめるのに良い場所だと思います。」

ロッシのチームメイトのコーリン・エドワーズは、最終日は62周回を終え、ベストラップは2分02秒54を記録し、初日のタイムよりは良かったものの、昨日の2日目のタイムより0.54秒タイムを落としている。ただし、昨年のレースタイムよりも良かったとしてコーリンの機嫌は上々だ。



「午前中は多くのタイヤのセッティングに集中し、昨日まで問題となっていたチャタリングの問題を全て解決しました。午後は長距離走行に挑みましたが、とても楽しかったですよ。去年のレースタイムよりも随分速くなりましたから、これは私たちの開発の成果と見てよいでしょうね。」

「今回選んだタイヤをレースでは使わないでしょうが、それでも大変に性能が良かったです。他にもたくさん良いタイヤを今回ミシュランが持ってきてくれた中に見つけています。」

「全体を通して言えば、最初のテストとしては上出来と言えるでしょう。今回は良く知っているコースですので新しいバイクに慣れるのには最適の場所です。ワクワクしました。全てが進化していますし、このバイクのパッケージングは本当に使えますよ。」

「今週は数箇所のトラブルに悩まされましたが、まず原因の探り方を理解していく必要がありそうです。でも、まだ最初のレースまでにはたくさん時間がありますからね。次回は私の好きなカタールなので楽しみです。バイクがどんな挙動を示すか確かめてみたいです。」

キャメルヤマハチームの次回のテストは、2月6日からの3日間、カタールのロサイルサーキットにて行われる。ロッシのF1フェラーリチームとの合同テストも、今回のセパンとカタールの間に行われるとメディアは報じているが、ロッシはこの件の真偽については固く口を閉ざしたままだ。

アライ:RX-7RR4 ナカノレプリカ2 フルフェイス ヘルメット フルフェイス レプリカヘルメット【001】アライ アストロTR シュワンツ GP-ProRossi Moto GPフルフェイスヘルメット Ti-TechRossi Moto GPフルフェイスヘルメット ARAI RX-7RR4 スペンサー アライフルフェイスヘルメット SUOMY SPEC-1R ビアッジ/GPイエロー