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2006年1月25日 ShoppingOn編集部
ロリス・カピロッシとセテ・ジベルナウのドゥカティー勢2名は、2日目に続いて最終日もワンツータイムだ。
雨により夕方のセッションを中断された2日目とは異なり、3日目の今日は最高のテスト日和となった。ドゥカティーライダー二名とチームエンジニアは、最終日の作業を休みなく勢力的に行い、今回のセパンのテスト3日間を通しての一番手タイムをセテ・ジベルナウ、二番手タイムをカピロッシがたたき出した。
セテ・ジベルナウは今シーズンから初めてドゥカティー・ライダーとなったが、本日も必死にバイクの感触を自分の好みに仕上げる作業を行ったようだ。セテは本日は新型モデルのGP6だけではなく、昨日カピロッシが語った乗り味を確かめるべく昨年モデルのGP5での6周回も走行している。
セテ・ジベルナウの本日の総周回数は73周回、レースタイヤでの最速ラップは2分01秒83、予選タイヤでは2分01秒03を記録し、これは今回のセパンでのメーカー合同テストにおけるトップタイムだ。この走行後、セテ・ジベルナウは以下の通り語った。
「バイクとタイヤのセッティングはチームと共に今後も続ける必要はありますが、現段階で私が選んだセッティングには凄く満足しています。GP6の感触はとても良いです。」
「今回は、今まで一度も経験していなかった昨年モデルのGP5でも走行してみました。比較して進展の度合いを確かめる事ができます。ロリスに昨日教えてもらったのですが、GP5も良いバイクですが、GP6はさらに開発できる調整範囲が広いようです。今後はGP6のみで開発を進めていく事になると思います。」
「ブリジストンの予選タイヤを初めて使った時には凄く良い感覚が得られました。まだ100%完璧に仕上げるまでの道のりは遠いですが、私たちは正しい方向性を掴めていると思います。」
一方ロリス・カピロッシは、最終日の今日はブリヂストンタイヤのテストを中心にメニューをこなしている。次回のセパンでのテストに役立つ多くの情報を収集する事ができたようだ。今やブリジストン・タイヤのスペシャリストと言えば、このカピロッシとカワサキの中野真矢選手だろう。
本日カピロッシは76周回を追え、レースタイヤでは2分01秒64、予選タイヤではトップのセテ・ジベルナウと僅差の2分01秒08を記録した。惜しくもトップタイムは逃したものの、これは3日間のセパンでのテストを通しての2番手タイムだ。ロリス・カピロッシは以下の通りコメントする。
「私たちは今日の結果には非常に満足しています。一日中天候に恵まれたので、予定していた全てのタイヤテストを終える事ができました。」
「ブリヂストンの調子は最高ですね。次回のセパンでのテストに役立つ多くの情報を収集する事ができました。今日は新しい予選タイヤをテストしましたが、これも凄く性能が良いです。」
「GP6は乗るたびに好きになります。今からオーストラリアでのテストが楽しみで仕方がありません。昨シーズンのオーストラリアでは金曜日のセッション中に数周回走行したところでクラッシュし、トルコGPまでの2戦を欠場する羽目になりましたからね。」
本日の気温は34度、路面温度は初日よりも低い46度だったが、ブリヂストンタイヤの性能向上とデスモセディチの進化は、2006年シーズンのより迫力あるレース展開に期待を持たせる。
次回、1月31日からのフィリップアイランドでのテストに、この真っ赤な二台は再び登場する。
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