ドゥカティー、セパン2日目ワンツーを飾る
2006年1月24日 ShoppingOn編集部

セパンでのテスト2日目となった今日1月24日、全てのライダーは昨日と引き続き開発作業に余念がないようだ。本日午前中の天候は良かったものの、午後の4時には一時的な熱帯雨が通り過ぎた。

この状況の中、ドゥカティー・マルボロチームの2名のライダーが本日の1番手、2番手タイムを飾っている。昨年のヘレスのテストでもカピロッシのタイムを上回ったセテ・ジベルナウは、昨日のトップタイムであるロッシの記録を1秒20上回る2分01秒66を本日の49周回中に記録した。

「今日はサスのセッティングとエンジン調整からテストを開始しました。」とセテ・ジベルナウ。

「今日は私が自分の一日のペースとして決めていたタイムよりも良い結果が出てしまいました。おっと、でもまだあんまり喜んではいけない!まだ開発は進みますし、やる事もたくさんあります。できるだけ早くやれる事をやってしまいたいですね。」

「このチームは本当に良い仕事をしてくれます。ファン(セテのレースエンジニア)と私の経験はドゥカティーに上手く調和したみたいで、ベースの良いセッティングが見つかったんです。今日は雨にタイヤのテストを邪魔されたのが痛かったですね。」

また、本日二番手タイムとなったロリス・カピロッシは、昨年モデルのGP5と新型のGP6を交互にテストしながら、開発の方向性を確認していたようだ。45周回を終えて2分01秒83を記録したカピロッシは以下の通りコメントした。

「雨は降りましたが、雰囲気は良いですよ。今日は最初にGP6でテストをしましたが、その後は以前にヘレスで経験した何点かの問題を確認する為に、GP5と交互に乗りました。私たちは今のGP6はすでに昨年のバイクのレベルに達したと考えており、しかももっと性能を引き出せそうですので、明日はGP6のみに集中する事ができます。明日は何本か新しいタイヤをテストするので、雨が降らないと良いのですが。」



今年のデスモセディチは前評判通り良いマシンに仕上がっているようだ。昨年までの「乗り難さ」が改善されているのであれば、ドゥカティーのエンジン・パワーをブリジストンタイヤがどんなサーキットでもしっかり受け止めれば、マルボロカラーが表彰台を飾る機会も増えるだろう。

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