ドゥカティー勢、開発に意欲見せる
2006年1月24日 ShoppingOn編集部

ドゥカティーチームはイタリアの寒冷地で行われたMotoGPプレス・スキー・ミーティングを終え、今度は一転して高温のマレーシア、セパンサーキットに1月23日に舞い戻った。

昨シーズンは2回の優勝を記録したロリス・カピロッシの隣には、まだ見慣れぬ真っ赤なつなぎを着たセテ・ジベルナウだ。

ドゥカティー勢自慢のデスモセディヂGP6は昨年のGP5と外見上の違いはあまりないが、軽量化やエンジン出力の向上、並びに雨天でのドライバビリティーの改善など、大幅な改良がなされている。

ロリス・カピロッシは初日の38周回を追え、参加19人のライダーのうち5番手のタイムとなる2分02秒54を記録した。マシンの手応えは上々として、以下のように述べている。

「まだ100%完璧とは言えませんが、とにかく冬休みが終って最初のテストが嬉しくてなりません。今日は多くのセッティング作業をバイクと新しいGP6エンジンに行い、その効果も上々でしたので大変気分が良いです。まだ切り返しの激しい部分での安定性向上が必要ですから、今後はその部分の改善作業を中心に行っていきます。でも初日にしてこれだけできれば順調ですね。」

セテ・ジベルナウは、カピロッシより18周い56周回を終え、ベストタイムは当日の7番手となる2分02秒86だった。まだやるべき作業は多いが今後に自信が持てると言う。

「まだ性能を発揮する上でやるべき事はたくさんありますが、それが私の大きなモチベーションになっています。今日はまず最初に乗りやすさを調整する為に、自分の身体とマシンのアジャスト作業から始めました。チームは私の希望を正確に把握し、素晴らしい働きをしてくれます。まだこれから多くの開発作業が必要になるでしょうが、良いスタートを切れて今はとても自信が持てます。」

気温31度、コース温度53.8度の決して過ごしやすい環境ではないが、ドゥカティーチームの雰囲気は良さそうだ。

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