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2006年1月23日 ShoppingOn編集部
ダニエル・ペドロサは本日1月23日のセパンより、MotoGPへの順応訓練を含めた冬季テストを再開した。昨年11月に行われたセパンでのテストでは、彼は3日目のレインコンディションの中でトップタイムをマークし、ペドロサ本人がその事に驚いていたのが印象的だ。ただ、本人は前回の結果に決して満足はしていない。
「まずは順応する事が必要ですから、計画通りにテストを進めたいと思います。最も優先すべき事は、落ち着いてしっかり学ぶ事です。これは頭脳戦にも必要な事です。」
セパンで彼に課せられたテスト内容は、ラフに乗りこなす事ではなくいかにホンダの最強マシンであるRC211Vに慣れるか、そしてその段階を着実に踏む事のようだ。新しいRC211Vはハンドルバーまでの距離が最適化され、より近くに設定されており、ライダーにとってマシン全体がコントロールしやすくなっているらしい。これはペドロサのように身長があまり高くなく、体重の少ないライダーに取っても有利だ。
「マシンは250ccと比べて非常に重く、惰性を大きく感じます。」
ペドロサが今後優先するべき事は、さらに体重を増やし、筋力をつける事だ。MotoGPマシンの重さが148Kgあるのに対し、ペドロサの体重は47Kgしかない。体重を増やせば、マシンの挙動を押さえる事が容易になり、ストレートでの加速等にも有益に働く。
ペドロサ専属のトレーナーは、ペドロサとよく相談した上で体重増加用の食事メニュー(レシピ等)を用意している。250馬力の990ccマシンを前に進ませる上で、体重は確実に増やしておかなければならない。また、シーズン開幕に向けて、約8,000Kmを走破する以上、十分なスタミナも必要だ。
今回のセパンではニューマシンのYZR-M1に乗るロッシと対決する。ペドロサは11月の3日間のテストのうちの2日間をロッシよりも速いタイムで終えているが、特にその事について嬉しがる様子はない。
「自己の目標レベルに到達する事は簡単ではありません。」
ロッシとの対決のみがペドロサの目標ではないようだ。
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