中野選手、セパンへの抱負を述べる
2006年1月21日 ShoppingOn編集部

カワサキレーシングチームは、2006年のMotoGP世界チャンピオンシップを月曜日のマレーシアから開始する。中野真矢選手とランディー・ド・プニエは、3日間のセパンでの今年最初の海外テストに参加する。

二人のレギュラーライダーの他に、日本人の開発ライダーである松戸直樹選手も、今回のテストに参加する予定だ。

3人のライダーは今回のセパンで初めて、冬休み中にカワサキファクトリーが開発した最新仕様のNinja ZX-RRをテストし、評価する事になる。

今回のZX-RRは、カワサキのエンジニアが2002年からの開発経験を元に、去年から1年をかけてゼロから開発した新マシンである。

この新マシンは、昨年のモデルよりもさらにコンパクトになった990ccの並列4気筒エンジンがシャシーに搭載されている。中野真矢選手は、昨年の11月のセパンでのテストで、ハンドリングの性能が格段に向上したと、この新マシンについて述べている。

中野選手とランディー・ド・プニエは、冬休み中は家族や友人との時間を過ごしながら、今シーズンの勝利に向けて体力トレーニングも行ってきた。

中野選手は、彼のパーソナルトレーナーの下、日本での7日間の集中キャンプを終えており、一方ドプニエも自宅のあるアンドラから遠く離れたイギリスのキャンプに参加し、カワサキの専属トレーナーであるDr.トニー・ヘッドの下で1週間の訓練を行っている。

二人のライダーはマレーシアに向けての準備は済んでおり、2006年MotoGP世界チャンピオンシップに向けての開発に意欲を示している。

中野真矢選手:#56

「冬休みは家族や友人と日本で過ごし、とても有意義でした。でも、マレーシアへ新型Ninja ZX-RRに乗りにコースに戻るのはとても楽しみです。

シーズンに備えるために7日間のフィットネス・キャンプを日本で終え、今は準備万端です。去年の最後のテストでは、新型マシンのハンドリング性能の良さに驚かされました。古いマシンからかなりの進化をしています。

また、カワサキの人たちはエンジンにも多くの時間を費やして作業をしてくれており、それは今回のセパンで初めてテストする事になります。今僕に必要なのはマレーシアに行く事だけです。

今年の日本は近年にない大雪で、私たちのフライトスケジュールに影響がでています。東京の成田空港で6時間待つ事になりましたが、少なくとも出発ラウンジでくつろぐ事はできます。松戸さんの場合はもっと気の毒な事に、飛行機に乗ってから出発するまで5時間も中で待たされていました。私も同じ目にあわない事を願っています。」

ランディー・ド・プニエ選手:#17

「2ヶ月もバイクから降りているので、今からコースに戻るのが待ちきれません。前回11月のセパンはいい雰囲気でしたので、新しいバイクのテストを早く始めたいです。

去年は新型のテストは中野選手のバイクを借りて数周しかできませんでしたが、今回は自分用の新型バイクをシーズンに向けて用意してもらっています。

今から開幕レースまでは本当に忙しくなると思います。ヨーロッパでの公式テストの前にマレーシアで2回、オーストラリアで1回のテストがありますから。大変でしょうね。でもとにかく早くテストを始めたいです。

このマレーシア行きの前に、イギリスでカワサキのトレーナーと1週間を過ごしてきましたが、これは私の体力トレーニングにはとても有意義でした。それと英語の訓練にもなりましたね。」

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