新型スズキGSV-R XRE4がセパンに登場
2006年1月20日 ShoppingOn編集部

フルモデルチェンジを果たしたスズキGSV-R XRE4が、来週のマレーシア、セパンに初登場する。ライダーは予定通りジョン・ホプキンスとクリス・バーミューレンだが、この2名は今からこの新型モデルが待ちきれないらしい。ホプキンスはこの冬休みを母国アメリカで過ごし、厳しい筋力トレーニングを重ねて身体を最高のコンディションに保ち、これからの厳しいシーズンに備えたようだ。バーミュレンも同様にトレーニングを重ね、彼の初となるMotoGPフル参戦への準備を進めている。

スズキGSV-R XRE4モデルは、1月23日から3日間行われるセパンでのテストにおいて、初めて一目に触れる事になる。ライダーだけではなくメカニックも、この数ヶ月間に日本のファクトリーで開発された新マシンに慣れる事に必死の努力を費やすだろう。

スズキだけではなく他のMotoGPチームも、チャレンジングなテクニカルコースであるセパンを好むようだ。この全長5.5Kmのサーキットは、高速ストレート、低速コーナーの続くセクション、および高速コーナーといったバリエーション豊かなレイアウトを誇る。このコースは、ホプキンスとバーミューレンが新型GSV-Rの性能を可能な限りアピールするのに最適な場所となるだろう。

スズキのチームマネージャーであるポール・デニングは、以下のように抱負を述べている。

「今回のテストは、現段階の懸念事項を全て払拭する良い機会だと思います。セパンにはフルモデルチェンジを遂げた最新のバイクとライダーで臨みます。クリスは昨年も私たちとテストをこなしてきましたが、今回が彼にとっては本当のMotoGPシーズンの始まりとなります。クリスは私たちに本当の実力を見せたがっています。」

「ジョンはこの休みを通して本当に良くトレーニングをこなしてきましたから、完全にリフレッシュされており、走る準備は万端です。ここ数シーズンの中で、彼が冬休みに手術を受けなかったのは今回が初めてですので、今回はもうリハビリ等の余計なストレスは彼にはありません。」

「ファクトリーは前回の11月のテストを終えてから、寝食を忘れて開発作業に取り組みました。新型マシンをとても楽しみにしているのは私だけではない筈です。ただ、私たちは決してこれからの膨大な仕事量を忘れてはいません。MotoGPでの成功を夢見る熱心な若いライダーが2名いますので、チームは彼らの実力を発揮させる事に全力をつくすと思います。」

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