ドゥカティー、日本メーカーへの闘志を表明
2006年1月18日 ShoppingOn編集部

ドゥカティーは、MotoGPの勝利を狙うチームの中では非常に小規模なワークスである。ドゥカティーの代表であるフェデリコ・マイノリは、MotoGPプレス・スキー・ミーティングの開催されているイタリアのスキー・リゾート地での公式インタビューに答えた。

「2005年よりも勝利への意欲は高まっています。イタリアの技術が世界でもトップクラスに位置する事を証明したいと思います。去年は日本メーカーの本拠地であるツインリンクもてぎで勝利をあげる事が出来ましたので、最高に満足のいく年でした。しかしながら、ホンダのバイク出荷台数が900万台である事に比べて、私たちはたったの4万台しか販売できていない事実を忘れるわけにはいきません。」

「私たちは小企業です。しかしながら、市場競争だけではなく、レースにおける高い技術では互角の立場にある事を誇りに思います。MotoGPで勝利する事は市場での競争にとっても有益です。2007年には、私たちがレースで培った技術が市場モデルに反映される事をご期待頂きたいと思います。」

「今年のシーズンの半ばに予定されているWDW(ワールド・ドゥカティー・ウイーク)では、2007年に向けてのデスモセディヂのロードマップを公開する事ができると思います。」

WDWは、単独のバイクメーカーが主催する集会としては、欧州一の規模を誇る。

昨年までのスポンサーであるマルボロは、2011年までスポンサー契約を延長する事を表明している。

「ドゥカティーは単独企業として、4千万ユーロ(日本円にして55億円)をMotoGP,WSBK,AMAに投資していますので、今回の契約延長は大変に重要でした。スポンサーは、私たちの開発ビジネスと必要経費に関する経営の管理を支援して下さいます。」

しかしながら、スポンサーもドゥカティーの市場における経営の難しさを理解していないわけではなさそうだ。

「私たちのビジネスは、現在厳しい局面に直面しています。金銭上の危機は、私たちにとって不利な状況を生んでいますが、2千万ユーロ(27億円)の経営損失を生じた中での今回の資本増資における合意は、私たちの将来への信頼を示して頂いたという意味において大変に重要なものでした。今後は、費用の投資対象には最大の注意を払い、投資を単に渋るのではなく十分に検討をするという姿勢を大切にして参ります。」

ドゥカティーは、この経営難の中においても、MotoGP参戦への意欲を失ってはいないようだ。

マイノリは、年末に問題となったスポンサー騒動についての意見も述べている。

「MotoGP周辺に起きた不健全とも思える動きは、通常のモラルでは裁けない事です。現在は調停に持ち込まれたようですが、そのうちに落ち着きを取り戻すでしょう。」

また、日本メーカーへの挑戦に対する意欲も引き続き示している。

「ロリス・カピロッシは現在においてドゥカティーの象徴ですが、今回契約したセテ・ジベルナウも勝利の可能性を多く秘めており、チームを誇りに思います。」

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