容易ではないSBKへの転向
2005年12月29日 ShoppingOn編集部

アメリカの有名2サイトがアレックス・バロスのスーパー・バイク行きを報じている。

MotorcycleUSAは、阿部ノリック選手を例に、GPライダーといえどもスーパー・バイクに乗り換えてすぐに成績を出すのはなかなか難しいと分析している。確かに、今期のノリックの成績は13位であり、年間3位の芳賀紀行選手や、中盤からペースを崩してしまったものの、WSBK初レギュラー参戦にして年間5位の加賀山選手(昨年はBSB)に比べて目立った活躍ができなかった。一番目立ったのは、表彰台を目前にして惜しくもクラッシュした前半戦の1レースだろう。

しかしながら、8耐の時に子供バイク教室の先生で有名なノリックとは異なり、バロスは8耐スペシャリスト、すなわちスーパーバイクを得意とするライダーとしての印象がある。雨など降れば悪魔のようにスリックタイヤのまま他のライダーを抜きまくる姿は有名だろう。2002年の8耐はワークスではなく桜井ホンダでの参加だったが、予選は彼のタイムでポールポジションを獲得し、決勝では3位表彰台を獲得している。これらの結果から、バロスの好成績を期待するのはまだ早いのだろうか。

SuperbikePlanet.comもよく似た内容を掲載している。元GPライダーでWSBKに転向して成功したライダーの例として、現役のフランキー・キリ、90年にWSBK年間タイトルを獲得したレイモンド・ロシェをあげ、冴えない結果を残しているライダーとしてはルカ・カダローラ、ドリアノ・ロンボニ、それに2005年からスーパーバイクに参戦しているノリックなどをあげている。

SuperBikePlanetによれば、バロスはクリス・バーミュレンの古巣であるテン・ケイト・ホンダと交渉しているようだ。テン・ケイト側も真剣にバロスの事を考えており、8耐の経験を除けばスーパーバイクレースの経験は無いに等しいが、現在候補にあがっているライダーたちの「中では」良い選択だとしている。

ライダーにとって、MotoGP(WGP)とスーパーバイクレースの違いは、走ってみるまでわからないものなのかもしれない(クリス・バーミュレンはcrash.netのインタビューの中で、こうした意見をバッサリ否定していたが)。

MotorcycleUSAに、GP経験のある2006シーズンSBKライダーの名前があがっていた。何人か不足していたので、ここに補足してあげてみる(噂のみのライダーも含む)。

阿部ノリック
芳賀紀行
アレックス・バロス
アンドリュー・ピット
クリス・ウォーカー
ギャリー・マッコイ
フランキー・キリ
トロイ・コーサー
トロイ・ベイリス
マックス・ビアッジ
ルーベン・チャウス
レジス・ラコーニ
ロベルト・ロルフォ
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