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来期のロッシはブリヂストン、ピットはロレンソと分離
インテリマーク編集部
2007年11月5日

予選ではバレンティーノ・ロッシが転倒して右の手のひらを骨折、決勝レースでは痛み止めを打って出場したロッシの努力を全て無にするエンジン周辺のトラブルにより、ライダーズ・ランキング2位をレプソル・ホンダのダニ・ペドロサに奪われるという、2007年シーズンのヤマハ・ワークスの流れを象徴するような最悪のバレンシア最終戦を終えたフィアット・ヤマハ・チームは、早々に2008年シーズンに向けて気持ちを切り替えている様子だ。2008年に向けて、ヤマハ・ワークスは来期の使用タイヤを含めたチーム体制の詳細を明らかにした。
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■ロッシの2008年からのブリヂストン使用を正式に発表

写真フィアット・ヤマハ・チームはバレンシア戦が終了した11月4日の夕刻、2008年シーズンのヤマハ・ワークスのチーム体制を正式に発表している。この発表の中でヤマハ・ワークスは、ロッシが来期にブリヂストン・タイヤを使用する計画、ならびに新しいチームメイトとなるホルヘ・ロレンソはミシュラン・タイヤを使用する事を初めて公式に明らかにした。

■ロッシとロレンソは別体制、ピットガレージも分離

なおヤマハ・ワークスは、来期はブリヂストンを履くロッシとミシュランを履くロレンソが全く別のチーム体制で戦い、ピット・ガレージも完全に分離された別々のものが用意される事を公表しているが、外見上は当初の予定通り「フィアット・ヤマハ」の1チームであり、ロッシとロレンソがチームメイトである事に変わりはないという。


■それぞれのチーム構成

チーム・マネージャーはロッシ側とロレンソ側にそれぞれ配置され、ロッシを担当するのは今期までフィアット・ヤマハ・チーム全体の監督を務めたダビデ・ブリビオ、ロレンソ側は今期までコーリン・エドワーズのチーフ・クルーを務めていたダニエーレ・ロマノーリが担当する。

■ロレンソのチーフ・クルーはホンダLCRから抜擢

また、エンジニアを統括するチーフ・クルーは、ロッシの担当はホンダ時代からのチーフ・メカニックであるジェレミー・バージェス、ロレンソの担当は昨年のケーシー・ストーナーならびに今シーズンのカルロス・チェカのチーフ・エンジニアをホンダLCR内で務めていたラモン・フォルカダが行う。
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このラモン・フォルカダはチーム・マネージャーに昇格したロマノーリの後任チーフ・クルーとして今回フィアット・ヤマハに招かれた訳だが、フォルカダは2006年にはMotoGPのストーナーとSBKのアレックス・バロスのチーフ・エンジニアを兼任していた事でも知られる腕に定評のあるエンジニアだ。ちなみに来シーズンからTECH3ヤマハに所属する今期のSBKチャンピオンであるジェームス・トスランドがフォルカダに自分のMotoGPでのチーフ・クルーになるよう声をかけていた事が今シーズン中には報じられていたが、結局フォルカダはロレンソの担当としてヤマハ・ワークスに引き抜かれたようだ。

■元フォルツナ・アプリリアのメンバーも

担当メカニックについてはロッシ側は今期と同じメンバーだが、ロレンソ側の担当メカニックには、今期にエドワーズを担当したメンバーの中に一部ロレンソの今シーズンの250ccクラス優勝を支えたフォルツナ・アプリリア250ccチームの元メンバーが含まれている。


■その他の情報、ロッシは今週の冬季テストをキャンセル

その他のフィアット・ヤマハ関連の情報としては、バレンティーノ・ロッシは先日のバレンシア戦の予選で骨折した右手のひらの完治には最低20日間が必要とされており、今週火曜日の11月6日からバレンシア・サーキットで行われる2008年シーズに向けての最初の冬季テストはキャンセルする予定だ。ロッシがテストに復帰するのは11月27日からの3日間の日程が予定されているスペインのヘレスでのテストからになる。
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■指名のかからないダンロップ・タイヤ

ヤマハ・ワークス以外の新しい情報としては、来期のコーリン・エドワーズとジェームス・トスランドの移籍先となるTECH3ヤマハのオーナーであるエルベ・ポンシャラルは、11月4日の公式コメントの中で来期のタイヤがダンロップではない事を正式に明かした。この中でポンシャラルは「ダンロップが可能な限り早期にMotoGPクラスに復帰できる事を願っている」と述べており、2008年シーズンにダンロップを使用する予定のチームが存在しない事を暗に明かしている。

■コニカミノルタがMotoGPからのスポンサー活動撤退を発表

また、ヤマハ以外の情報としては、3年間JiRのタイトル・スポンサーを務めたコニカミノルタが、今期を持ってMotoGPでのスポンサー活動から撤退する事をJiRは11月4日に正式発表している。この中でJiRは、「来期もJiRは新しいチーム(噂ではチーム・スコット)と合流してMotoGPクラスでの活動を存続する」とのコメントを残し、11月5日に2008年度体制を発表する旨を公表した。


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