グレッシーニが中野選手との契約を発表 ２００７年１０月２５日 グレッシーニ・ホンダがついに来期のMotoGPレギュラー・ライダー体制を発表した。予てから発表のあったアレックス・デ・アンジェリスの来期のチームメイトとなるのは、現コニカミノルタ・ホンダのライダー、中野真矢選手だ。 ■グレッシーニの最後のシートは中野選手が獲得 グレッシーニ・ホンダ・チームは現コニカミノルタ・ホンダ所属の中野真矢選手と、2008年シーズンの１年間のライダー契約を交わした事を10月25日に正式に発表した。これにより、来期のグレッシーニ・ホンダ・チームのライダー体制は、今期はアスパル・チームに所属して250ccクラスに参戦しているアレックス・デ・アンジェリスと、今回契約発表のあった中野真矢選手の２名になる事が確定している。 ■タイヤはブリヂストン また、今回の発表の中でグレッシーニ・ホンダは来期の使用タイヤについても発表している。中野選手が来期に履くのは、カワサキ時代と同じブリヂストンタイヤだ。 ■グレッシーニ「HRCやブリジストンと同様にシンヤを信頼している」 グレッシーニ・ホンダのチームオーナーであるファウスト・グレッシーニは、中野選手との１年の契約発表に際し、以下の喜びのコメントを発表している。 「中野真矢選手がブリヂストンを履くホンダRC212Vに乗り、アレックス・デ・アンジェリスとチームを組んで戦う事を正式に発表できて大変に嬉しく思います」とグレッシーニ監督。 「シンヤは非常に実力の高いライダーであり、ここまでにその力はほんの一部しか発揮されていません。私たちはホンダとHRCやブリヂストンと同様に、シンヤに絶対の信頼を置いています。この日本のライダーと、私たちは１年間の契約をオプションつきで交わしました」 「私たちはバレンシアGPの直後から来シーズンに向けての準備を開始します。私たちのライダー２名はその重要なセッションを、ブリヂストンを履くホンダRC212Vで自信を持って開始する事ができるでしょう」 ■中野真矢選手「チームとブリヂストンが楽しみ」 晴れて来期のグレシーニ・ホンダのシートを獲得した中野真矢選手は、新しいチームと再びブリヂストンタイヤで戦える事に期待感を示すコメントを残した。 「グレッシーニ・ホンダ・チームと一緒に働ける事を本当に嬉しく思います」と中野選手。 「私はファウストがチーム・マネージャーになる前のライダーだった頃から知っています。彼はホンダやHRCとは長期に渡り仕事でいい関係を築いている方です」 「このチームから色々学べる事と、新しいチームメイトのアレックス・デ・アンジェリスと一緒に働けるのが今から楽しみですし、揃っていいシーズンを過ごす事ができると信じています。」 「また同様に、ブリヂストンと一緒に働けるのもすごく楽しみです。彼らとはいい思い出がたくさんありますからね」