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■MotoGPクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●MotoGP午後FP2
125ccクラスのセッション中に降り出した大雨はMotoGPクラスの午後のフリー・セッション開始時間になってもやむ事はなく、運営側により路面コンディションの安全面における調査が行われた後、当初の開始時間から約10分遅れてMotoGPクラスの各チームは走行を許可されている。
この雨の降り続くフルウェットのセッションにおいてトップタイムである2分07秒107をマークしたのは、ムジェロの高速レイアウトでのドライにおける優位性ばかりがクローズアップされる事の多かったドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。
また、ストーナーに続く2番手タイムの2分07秒125はリズラ・スズキのジョン・ホプキンス、3番手タイムの2分07秒209はホプキンスのチームメイトであり、前回の雨のルマンを制したクリス・バーミューレンであり、今回の雨のセッションのトップ3も、ウェットタイヤに自信を示すブリヂストン勢が独占する事になった。
4番手にはセッション終盤に右コーナーでスライドして転倒したフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ。ミシュランを履くロッシのタイムは2分08秒453。
午前のセッションでは19番手だったケニー・ロバーツ・ジュニアは、得意のウェットで19周回を走り込み、午後の5番手タイムとなる2分08秒802を記録している。同じく雨が得意とされるカワサキのオリビエ・ジャックは9番手タイムの2分10秒228だった。
ホンダのサテライト勢のトップは今期からブリヂストンを履くグレッシーニ・ホンダのマルコメランドリが記録した6番手タイムの2分09秒195。ミシュランを履くホンダワークスの2名はダニ・ペドロサが10番手タイムの2分10秒312、ニッキー・ヘイデンが14番手タイムの2分12秒466とタイムには伸び悩みを見せた。
3月のヘレス合同テストテストではウェットセッティングに自信を示していたコニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は15番手タイムの2分14秒479、ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手はそれに続く16番手タイムの2分16秒857(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は13度、路面温度は12度、湿度は89%。路面状況はウェット。
・ムジェロのサーキットレーコード(990cc)は2005年にM.ビアッジが記録した1分50秒117
・ムジェロのベストラップレコード(990cc)は2006年にS.ジベルナウが記録した1分48秒969
●MotoGP午前FP1
ドライ・セッションに恵まれたMotoGPクラス初日1回目のフリー・プラクティスで、強豪地元勢を抑えてトップタイムをマークしたのはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだった。ペドロサのタイムである1分50秒743は、990時代にマックス・ビアッジが記録したムジェロのサーキット・レコードに約0.6秒差まで迫っている。
2番手タイムはムジェロで昨年までの過去5年間は無敗のバレンティーノ・ロッシが記録した1分50秒901。3番手タイムはリズラ・スズキのジョン・ホプキンスの1分51秒022。
2日目以降に天候が崩れた場合、メインストレートでの優位性が薄れそうなドゥカティー勢のトップはホプキンスに続く4番手タイムの1分51秒356を記録したドゥカティー・マルボロのケーシー・ストーナー。今回のムジェロから本人専用マシンと言われる改良型デスモセディチGP7を使用しているドゥカティー・マルボロのロリス・カピロッシは9番手タイムとなる1分51秒803。
ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は1分51秒823の10番手タイム、コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は14番手となる1分52秒361を記録して初日1回目のセッションを終えた。
今回のムジェロを2人体制で戦う事になったチームロバーツは、ロバーツ・ジュニアが19番手、カーチス・ロバーツが20番手だった(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は16度、路面温度は17度、湿度は59%。路面状況はドライ。
■250ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●250cc午後予選1
3クラス全てが大雨となった初日午後のムジェロだが、天候の変動の影響により大波乱となった125ccクラスとは異なり、250ccクラスは全員が第1予選を通過している。
雨の第1予選でトップタイムとなる2分07秒137を記録したのは、現在のランキング3位につけるマステルMapfreアスパルのアレックス・デ・アンジェリス。
2番手タイムの2分07秒645を記録したのは、先週の豪雨となったWSSシルバーストーン戦にヤマハから代役参戦して優勝を遂げたばかりのレインマスター、チーム・シチリア所属のアンソニー・ウェストだった。
チーム・スコットのアンドレア・ドヴィツィオーゾは3番手タイムの2分07秒774。午前のドライ・セッションでは驚異的なトップタイムを記録していたホルヘ・ロレンソは今回の雨のセッションでは4番手タイムとなる2分07秒987を記録し、初日の暫定1列目を確保している。
レプソル・ホンダの青山周平選手は18番手タイムの2分11秒644、KTMの青山博一選手は20番手タイムとなる2分11秒865、カンペテーラの関口太郎選手は23番手タイムの2分14秒749であり、日本勢は全体的に初日の雨のムジェロでは順位の低迷に苦しんでいる。
なお、医師からの経過観察を受けているジレラのロベルト・ロカテリとチーム・スコットの高橋裕紀選手は、リスクの高い走行条件となった今回の午後のセッションでは走行を見合わせている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は13度、路面温度は13度、湿度は89%。路面状況はウェット。
・ムジェロのサーキットレコード(250cc)は2005年にA.デ・アンジェリスが記録した1分54秒332
・ムジェロのベストラップレコード(250cc)は2005年にJ.ロレンソが記録した1分53秒457
●250cc午前FP1
アプリリアの本拠地であるイタリアでのグランプリ初日、250ccクラス午前のフリー走行においてトップタイムとなる1分53秒529を記録したのは、フォルツナ・アプリリアのホルヘ・ロレンソだった。
午前のトップとなったポイントリーダーのロレンソは、今回の2番手につけたチーム・トースのエクトル・バルベラの1分54秒332を0.8秒以上引き離す1分53秒529という圧倒的なタイムで初日最初のセッションを終えている。また、このロレンソのタイムは昨年までのサーキットレコードを上回り、さらにはベストラップレコードに0.07秒差まで迫った。
2番手のバルベラに続く3番手タイムはマステルMapfreアスパルのアレックス・デ・アンジェリスの1分54秒684。4番手にはデ・アンジェリスのチームメイトであり250ccルーキのアルバロ・バウティスタ(1分54秒897)、5番手には同じく250ccクラス1年目のレプソル・ホンダのフリアン・シモン(1分55秒103)がつけ、KTMの青山博一選手はシモンに続く6番手タイムの1分55秒451を記録している。
グランプリ参戦2年目となるレプソル・ホンダの青山周平選手は11番手タイムの1分56秒452。カンペテーラの関口太郎選手は1分57秒770の17番手。
中国GPの予選2で転倒して左腕を骨折したスコット・チームの高橋裕紀選手は、その後の日本での手術とイタリアでのリハビリを経て今回のイタリアからグランプリに復帰している。復帰後の最初のセッションとなった今回の高橋選手のタイムは15番手となる1分57秒021。
高橋選手は今回の走行後に体調をチェックし、チームやクリニカモバイルの医師と相談の上、残りのセッションへの参加を継続するかどうかを決定する予定だという。
なお、高橋選手のチームメイトであり現在ランキング2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾは7番手タイムの1分55秒790だった。
また、第2戦スペインGP2日目に大怪我を負い、前回のフランス戦では決勝への参加はキャンセルしたものの、レースウイーク中の他のセッションでの復帰をルマンで果たしていたジレラのロベルト・ロカテリは、今回の地元での初日最初のセッションを21番手タイムの1分58秒296で終えている(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・FP1の気温は17度、路面温度は19度、湿度は38%。路面状況はドライ。
■125ccクラス 【1日目の情報は随時ここに追加されます】
●125cc午後予選1
小雨で始まった初日午後の125ccクラスは悪天候による波乱の第1予選となった。
セッション序盤の比較的に軽い雨の中、今回の暫定ポールタイムとなる2分15秒309をバンカハ・アスパルのエクトル・ファウベル、2番手タイムの2分16秒053をコプロン・チーム・スコットのマイク・ディ・メッリオ、3番手タイムの2分19秒780をデルビのルーカス・ペセックが記録したが、その後ムジェロサーキットは激しい雨に見舞われて最終的には雷雨にまで発展した事から、各ライダーはセッション終了を待たずして早めに走行を切り上げ、コースにはセーフティーカーが投入された。
これにより、路面が雨による洪水状態となる前にタイムを出さなかったほとんどのライダーは、ファウベルのタイムを起点とした107%ルール範囲内の予選通過タイムを上回る事ができておらず、最終的にこの日の予選通過者が僅か10名のみに終わるという最悪の結果になっている。
第1予選の通過者は上記の上位3名に加え、4番手のガボール・タルマクシ、5番手のジョーイ・リットジェーン、6番手のポル・エスパルガロ、7番手のシモーネ・コルシ、8番手のミヒャエル・ランセデール、9番手のディノ・ロンバルディ、10番手につけたワイルドカードライダーのSimone Sancioniの10名。
仮に明日の第2予選がセッション開始直後から豪雨となった場合、レギュレーションにそのまま従えばだが、マティア・パッシーニや小山知良選手などを含む多くのライダーが日曜日の決勝レースに参加できなくなるという恐れもある(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)。
・予選1の気温は18度、路面温度は20度、湿度は37%。路面状況はウェット。
・ムジェロのサーキットレコード(125cc)は2006年にM.パッシーニが記録した1分58秒677
・ムジェロのベストラップレコード(125cc)は2006年にL.ペセックが記録した1分58秒202
●125cc午前FP1
ドライ・セッション宣言がなされた初日午前の125ccクラスFP1において、トップタイムである1分59秒247を記録したのは、前回のルマンのレースでも今期4回目のマシントラブルにより完走する事ができなかったポラリス・ワールドのマティア・パッシーニ。
2番手タイムはWTR No Alcolチームのアンドレア・イアンノーネが記録した1分59秒678、3番手タイムは現在ランキング2位につけるバンカハ・アスパルのガボール・タルマクシが記録した1分59秒985だった。
なお、前回のフランスGPの予選1において多重クラッシュに巻き込まれて左手のひらの2箇所を骨折したレプソル・ホンダのエステベ・ラバト(写真右)は、医師の出場許可がおりずに今回のムジェロは欠場する事が決定した。現在ラバトは次戦のカタルーニャからの復帰を目指してリハビリに専念している。
KTMの小山知良選手のムジェロでの1回目のフリー・セッションのタイムは16番手となる2分02秒024。
(その他のタイムや順位は結果表を参照の事)
・FP1の気温は16度、路面温度は16度、湿度は60%。路面状況はドライ。
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