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2007年1月20日
先日MotoGP公式などで2007年仕様の800ccマシンであるKR212Vを発表したばかりのチーム・ロバーツ(KR)が、今年から公道バイク用のチューニング・パーツ販売に進出する事を、1月19日発表のプレスリリースで明らかにした。
■KRブランドの排気系システムとシャシー部品を販売
チーム・ロバーツの発表によれば、KRブランドで発売するのはスポーツバイク向けの高級かつ高性能なエキゾースト・システム(マフラーなどの排気系システム)とシャシー構成部品であり、これらの製品にはチーム・ロバーツがMotoGPに参戦する中で獲得した技術ノウハウが全て盛り込まれているという。世界のオートバイレースの頂点で約20年の経験を持つエンジニアの手によって、一流のライダーに向けて製作されたパーツだ。
■グランプリでの長年のチューニング実績を公道に
現在MotoGPで活躍するチーム・ロバーツのオーナーであり、元500cc世界グランプリのチャンピオンであるキング・ケニーことケニー・ロバーツ(シニア)は、現役引退後に自らが監督を務めるチーム・ロバーツを編成し、ヤマハのワークス体制を率いて再び世界最高峰500ccクラスでの連覇を成し遂げている。
その後ロバーツはメーカー体制を離れてオリジナルのレーシングバイク製作にチャレンジし、1997年には初の自身のブランドである「KR」の初代グランプリマシンとなったKR3で当時の世界最高峰である500ccクラスに参戦した。さらには新たな最高峰クラスであるMotoGPクラスに990ccマシンのKR5、ホンダの211V990ccエンジンを積んだKR211Vで出場し、2006年のMotoGPランキング6位を獲得するに至る。昨年からの同チームのライダーは息子であり元500cc世界チャンピオンのケニー・ロバーツ・ジュニアだ。
■ロバーツ・シニア「ストリート・ライダーのために」
2007年もホンダからのエンジン供給を受けたKR212Vで、今年から800cc化されたMotoGP最高峰クラスに息子と参戦するケニー・ロバーツ(シニア)は、今回のKR市販製品の発表にあたり、以下の通りコメントしている。
「ここまで長い歳月に渡って世界グランプリでのマシン開発とエンジニアリングに関わってきましたが、そろそろ私たちの経験と独自のエンジニアリング技術を、熱心にチームを応援してくださる皆さんに還元すべき時だと考えました。」とロバーツ・シニア。
「レース現場でMotoGP用パーツを普段からチューニングしている私たちの他に類を見ない技術を、ストリート・ライダーの方々に楽しんでいただきたいですね。」
なお、これらのKR製品は、現在チーム・ロバーツのスポンサーを務めており、スポーツバイク用パーツ類でも知られるホットボディーズ・レーシング(Hotbodies Racing:www.hotbodiesracing.com)のラインナップとしてリリースされる予定だ。
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