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日本GP初日のトップはトヨタのグロック、中嶋選手は6番手タイム 元のページに戻る
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  2008年10月11日

2008年度F1グランプリが、静岡県の富士スピードウェイにおいて第16戦日本GPの第1日目を10月10日に迎えている。
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ここでは、日本GP初日の新着トピックとこの日に行われた2回のフリー・プラクティスの総合順位、ならびに初日総合トップタイムを記録したパナソニック・トヨタのティモ・グロックとそのチームメイトのヤルノ・トゥルーリのコメント、および初の母国グランプリを迎えたウィリアムズの中嶋一貴選手の概況などを紹介する。
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■日本GP初日のフリー・プラクティス(P1+P2)総合順位

以下に、午前のプラクティス1(P1:天候晴れ、気温22度、路面29度〜36度)と午後のプラクティス2(P2:天候薄曇り、気温21度〜22度、路面28度〜31度)の合間に小雨は降ったものの、両セッションを通して路面は良好なドライ・コンディションに保たれた富士スピードウェイ初日の総合順位を示す(P1とP2の各セッション個別の結果はこちらの結果一覧を参照の事)。
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1) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分18秒383
2) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28 1分18秒426
3) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒463
4) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分18秒491
5) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分18秒725
6) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30 1分18秒734
6) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4 1分18秒734
8) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3 1分18秒761
9) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分18秒803
10) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分18秒863
11) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分18秒865
12) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28 1分18秒888
13) ニコ・ロズベルグ GER ウィリアムズ FW30 1分18秒981
14) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3 1分19秒040
15) ルーベンス・バリチェロ BRA ホンダ RA108 1分19秒258
16) エイドリアン・スーティル GER フォース・インディア VJM01 1分19秒287
17) デビッド・クルサード GBR レッドブル RB4 1分19秒327
18) ジャンカルロ・フィジケラ ITA フォース・インディア VJM01 1分19秒482
19) ニック・ハイドフェルド GER BMWザウバー F1.08 1分19秒894
20) ジェンソン・バトン GBR ホンダ RA108 1分19秒999
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■新着トピック、ブリヂストンが日本GPスペシャルタイヤを用意
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F1グランプリの公式タイヤサプライヤーを務めるブリヂストンは、地元日本でのF1グランプリ開催を記念して、同社がFIAと共に推進する環境に優しいエコ・ドライブ推進活動である「MAKE CARS GREEN」キャンペーンの緑色を溝に着色したスペシャルタイヤを、今回の富士スピードウェイには持ち込んでいる。
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今年の日本GPで使用される2種類のタイヤは、プライムがミディアム・コンパウンド、オプションはソフト・コンパウンドとなるが、ブリヂストンの発表によればプライムタイヤは4本の溝の全てにこの緑色のラインが配置され、オプションタイヤについては内側から2本目の溝は通常のホワイトライン、残り3本の溝は全てこの緑色に配色されているという。

■フィラーリはトラフィック・ライト・システムを撤廃しロリポップを導入
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今期はピット作業中のトラブルが相継ぎ、特に前回のシンガポールGPでは今期の年間タイトル候補であるフェリペ・マッサがピットクルーのトラフィック・ライト・システム誤操作により給油ノズルを装着したままの状態で発進、この影響でマッサが大きく順位を落とした上にドライブ・スルー・ペナルティーまで科せられるという深刻な事態を経験したフェラーリ・チーム(写真下はマッサが引きずって走った給油ホースを戻すチーム・クルー)は、ついに安全面の問題を指摘される事の多かったトラフィック・ライト・システムを撤廃し、今回の日本GPからはロリポップを使用する決断を下している。
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この決定に際しフェラーリは「チーム・クルーに必要以上のプレッシャーをかける事はやめる事にした。これでクルーたちは自信を持って作業に取り組む事ができるだろう」とコメント。
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ちなみにマレーシアGPの終了後、「人間が作業を行う以上ミスは仕方がない」とコメントしたフェリペ・マッサは、ピットでのライト操作を誤ったチーム・クルーのところに訪れて慰めの言葉を伝えたようだ。


■地元グランプリ初日の総合トップにつけたパナソニック・トヨタ
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日本GP初日2回のプラクティスにおける総合トップに立ったのは、チームのホーム・サーキットでのグランプリを今回初めて経験するF1ルーキー、パナソニック・トヨタのティモ・グロックだった。

■グロック「チームの地元ファンが特別な力を与えてくれる」
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初めて走行した富士スピードウェイでの2回目のプラクティス・セッションを終えてタイムシート上のトップにつけたグロックは、チームの地元ファンの声援が今週末の戦いに向けて特別な力を与えてくれる筈だと以下の通りコメントしている。

「富士スピードウェイを走ったのは今回が初めてなので、午前中はコースレイアウトを学ばなければいけなかったが、それほど時間は必要なく2〜3周の走行で大丈夫だった。ただ、ここは簡単なサーキットではない」とグロック。
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「高速なロングストレートに合わせたセッティングの妥協点を探るのが特に難しい。それに最終区間はとてもテクニカルだと思った。でも、午後のプラクティスでは多くの調整が全てうまく進み、セッションの序盤からいいラップ周回が刻めるようになった」

「日本で金曜初日のトップにつけられたのはチームためにも本当に素晴らしい事だった。明日以降はそう簡単にはいかない事は間違いないが、今回は地元ファンの声援が自分たちに特別な力を与えてくれる筈」

■トゥルーリ「自分にはたくさんの日本のファンがついている」
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チームメイトのグロックがトップタイムを記録したこの日、初日総合10番手につけたヤルノ・トゥルーリは、所属するトヨタのホームである今回の富士スピードウェイでの戦いに向けて富士山が描かれたスペシャル・ヘルメットを用意し、その意気込みを示している。

「今日は車の性能改善に向けて多くのテストを行い、順調に作業を進める事ができた。ティモは自分とは異なるテストメニューをこなして車の全ての分野に関するデータ収集を行ったが、そちらもすごく良好だった」とトゥルーリ。
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「今回はトヨタのホーム・グランプリなので非常に重要なイベント。特に余分なプレッシャーを感じてはいないが、ホームのファンの前では本当にいい結果を残したいと思っている。チームが地元での大きな声援を受けているだけではなく、長年このチームにいる中で自分個人としても日本ではものすごく多くのファンを獲得してきたからね」
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「彼らの歓迎ぶりはいつも素晴らしいし、あの声援を受けると特別な意欲がわく。彼らのためにも是非いい結果をここでは残したい。過去数レースはポイント獲得を逃して残念だったので、今週末にその流れが変わる事を願っている」


■地元初日は総合6番手、全体的に好感触を示す中嶋選手
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F1フル参戦デビューを果たした今年、初の母国グランプリを今回富士スピードウェイで迎えたウィリアムズの中嶋一貴選手は、初日の2セッション共にタイムシート上のトップ10圏内につけるという好調な走りを見せ、最終的にはレッドブルのマーク・ウェバーと同順位となるフリー・プラクティス総合6番手タイムを記録した。

■中嶋選手「慎重に作戦を練ってから予選には挑みたい」
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この日はチームメイトのニコ・ロズベルグと共にFW30のセッティング調整を行った中嶋選手は、燃料を多く搭載していた午前の前半を除けば、初日は全て順調だったと以下の通りコメントしている。

「今日は自分にとって本当に良好な1日だった。午前のセッション序盤はグリップが得られず車の挙動に少し苦しんだが、あれは恐らく燃料をたくさん積んでいた事が原因だと思う。午前の終盤には車の感触が良くなり始めて、午後に入って新しいタイヤに履き替えてからはさらに調子が良くなった」と中嶋選手。
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「今日は色々なセッティングを試したがどれも好調だった。ただ、他のチームとのタイム差はそれほどないので、これからも慎重に戦略を練って予選には挑みたい。まだ明日の様子を見る必要はあるが、すでに正しい方向性が得られた気はしている」

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