|
|
ヨーロッパGP初日トップはライコネン「このコースは気に入った」 |
|
|
|
|
2008年8月23日
短い夏休みが明け、2008年F1グランプリは初のバレンシア市街地コースにて行われる第12戦ヨーロッパ・グランプリの初日を8月22日に迎えている。このスペインの港町における初日のフリー・プラクティス総合トップにつけたのは、現在のランキング2位につけるフェラーリのキミ・ライコネンだった。
■ヨーロッパGP初日のフリー・プラクティス総合結果
ヨーロッパ・グランプリ初日のプラクティス1(P1)が行われた午前のバレンシア市街地コースの気温は27度から29度、路面温度は30度から31度、プラクティス2(P2)が行われた午後には気温は30度から35度、路面温度は41度から42度にまで上昇した。この日は朝から晴天となり、午後のセッション開始直後には若干曇り空になったものの、終日良好なドライ・コンディションに恵まれている。
以下に、初日のP1とP2を通してのフリー・プラクティス総合順位を示す。
1) キミ・ライコネン FIN フェラーリ F2008 1分39秒477
2) フェルナンド・アロンソ ESP ルノー R28 1分39秒497
3) ジェンソン・バトン GBR ホンダ RA108 1分39秒546
4) フェリペ・マッサ BRA フェラーリ F2008 1分39秒678
5) ルイス・ハミルトン GBR マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分39秒712
6) ヘイキ・コバライネン FIN マクラーレン・メルセデス MP4-23 1分39秒954
7) ティモ・グロック GER トヨタ TF108 1分39秒967
8) ロバート・クビサ POL BMWザウバー F1.08 1分40秒149
9) ネルソン・ピケ BRA ルノー R28 1分40秒439
10) セバスチャン・ベッテル GER トロ・ロッソ STR3 1分40秒496
11) ジャンカルロ・フィジケラ ITA フォース・インディア VJM01 1分40秒500
12) マーク・ウェバー AUS レッドブル RB4 1分40秒585
13) ニコ・ロズベルグ GER ウィリアムズ FW30 1分40秒607
14) デビッド・クルサード GBR レッドブル RB4 1分40秒696
15) 中嶋一貴 JPN ウィリアムズ FW30 1分40秒742
16) ヤルノ・トゥルーリ ITA トヨタ TF108 1分40秒877
17) エイドリアン・スーティル GER フォース・インディア VJM01 1分40秒999
18) ニック・ハイドフェルド GER BMWザウバー F1.08 1分41秒084
19) セバスチャン・ブルデー FRA トロ・ロッソ STR3 1分41秒099
20) ルーベンス・バリチェロ BRA ホンダ RA108 1分41秒377
■初日総合トップのライコネン「このコースは気に入った」
初のバレンシア市街地コースの路面コンディションを各チームが慎重に調査する中、初日のフリー・プラクティス総合トップにつけたフェラーリのキミ・ライコネンは、F2008のレース・セッティングに集中しながら、日曜日のレースに向けてブリヂストンのハードとソフトの2種類のタイヤを評価しており、終日テクニカル・トラブルに一切見舞われる事なく順調に1日目の2セッションを終えている。
「このコースは気に入りましたね。今までに経験してきた他の市街地サーキットとはだいぶ違いますよ。昨日は徒歩でコースを調べましたが、その時すでに面白そうだと思いましたし、実際に今日走ってみてその印象を再確認するのが楽しみでした」とライコネン。
「とても高速な部分が何ヶ所かにありますが、全てのエリアに十分なスペースが取られています。以前に使用されていた北米のサーキットのいくつかに似ているような感じですね。すごくうまく整備を進めてくれたんだと思います」
「今日は初日からいいスタートを切る事はできましたが、ライバルたちと比較してどんな状況かを判断するのはまだあまりにも時期尚早でしょう。追い越しについてですか?それはいつも通り難しいと思いますが、予選で最高のポジションを得る事がどうしても必要という状況にはならない事を願っています」
「今日の作業で見つけたセッティングは悪くない状態ですが、まだ改善の余地は大きく残っています」
■フェラーリチーム首脳陣の初日のセッションを終えてのコメント
フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは、初日のセッションを終えて「今日はこのコースについて十分と言える量のデータを収集する事ができた。金曜日の結果ではまだ何とも言えないので、自分たちがどのくらいの戦闘レベルにあるかは明日の予選ではっきりする筈」とコメント。
フェラーリのトラック・オペレーション責任者のルカ・バルディッセリは、初めて走行した今回のコースと2種類のブリヂストンタイヤについて「今日のコースは当初の予想通りとても汚れていたが、ブリヂストンの2種類のタイヤに大きな性能の差は見られなかった」と、その印象を述べている。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|