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フォースインディアが2008年度体制を発表、正ドライバーはフィジケラ
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インテリワン編集部
  2008年1月12日

F1主要チームの2008年型新車の発表が相継ぐ中、今年は新しいオーナーからの潤沢な費用サポートを受ける事になったフォース・インディア(元スカイパーF1チーム)が、2008年F1グランプリに向けてのドライバー体制をついに発表した。これにより、以下の図に示す通り、2008年度の全F1チームの主要ドライバー体制はほぼ判明したと言えそうだ。
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■フィジケラは正ドライバー、リウッツィはテストドライバーに
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フォース・インディアF1チームは1月10日に、同チームの2008年度のドライバー体制として、正ドライバーには昨年度に引き続き同チーム2年目となるエイドリアン・スーティルと、昨年はルノーでF1グランプリを戦ったジャンカルロ・フィジケラの2名、ならびにテストやマシン開発を務める第3ドライバーには、昨年はトロ・ロッソの正ドライバーを務めたビタントニオ・リウッツィを起用する事を正式に発表した。
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■チームは年末の合同テストでの2名の働きを評価

チームはフォース・インディアの新メンバーにフィジケラとリウッツィを選択した理由として、フィジケラについては昨年12月のヘレス合同テストに参加した際のチームへの多大なる貢献度、リウッツィについては11月のカタルニアと12月のヘレスでの合同テストにおけるマシン開発に向けての情報収集能力を高く評価しての事だと説明している。
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■フィジケラにとっては古巣とも言えるフォース・インディア

ちなみにローマ出身の34歳のイタリア人ドライバーであるフィジケラは、かつてフォース・インディアの前身チームであるジョーダンに所属していた経験を持つ。彼はベネトン、ザウバー、ならびに昨年までのルノーでの活躍を経て、3回のレース優勝とポールポジション記録を刻んできたF1グランプリでの経験を、12年目にして古巣のチームに反映する事になった。
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■スーティルは2年目も同チームでのF1フル参戦を継続

フィジケラのチーム加入を歓迎するF1グランプリ参戦2年目となる22歳のドイツ人ドライバーであり、昨年と同じチーム体制で2008年シーズンに挑む事になったエイドリアン・スーティルは、2005年のF3ヨーロッパ・シリーズではルイス・ハミルトンに次ぐ年間ランキング2位、2006年には全日本F3シリーズにおいて年間タイトルを獲得している。
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スーティルはその翌年の2007年に現フォース・インディアとなったスパイカーF1チームから初のF1フル参戦を果たし、日本グランプリではチームと彼自身にとって初となるポイントも獲得した。

■リウッツィは念願かなってフォース・インディア入りが決定

また、2008年度のフォース・インディアの第3ドライバーとしてマシンの開発ならびにテストを担当する事になった28歳のイタリア人ドライバーであるビタントニオ・リウッツィは、昨シーズンまで所属していたトロ・ロッソF1チームにおいて2007年の終盤は目立った活躍を披露、ポイント獲得に貢献している。
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年末の合同テストではフォース・インディアに残ってマシン開発を続けたい意志を強くアピールしていたリウッツィは、今回念願かなってテスト・ドライバーの座を獲得するに至った。


■ビジェイ・マリヤ代表「もう費用面に問題はない」

今回の発表に際し、2008年からチームの責任者を務めるビジェイ・マリヤ代表は、フォース・インディアとなったチームは費用面の問題から開放されたので、できる限り優秀なドライバーが欲しかったと以下の通り語っている。
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「フォース・インディアのF1参戦は大変に真剣なプロジェクトですので、今回のドライバー体制の発表を早くできるようにしたいと思っていました」とマリヤ代表。

「今はもう費用面に問題はありませんので、チームを進むべき方向にリードできるドライバーを確保する事を考えましたが、この結果、ジャンカルロ・フィジケラとエイドリアン・スーティルの正ドライバー体制という、スピードと経験の両面についてバランスの良いチーム編成を組む事ができました」
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「また、トニオ(リウッツィ)がテスト作業の中でチームに大きく貢献してくれる事も間違いありませんし、大変に強力なドライバー体制を2008年に向けて組む事ができたと考えています」


■フィジケラ「複数の選択肢の中からフォース・インディアを選んだ」

年末からのメディアでの噂通り、フォース・インディアの正ドライバーとなったジャンカルロ・フィジケラは、今回の発表の際に他のチームの選択肢があった事も強調し、フォース・インディアを選んだ理由を以下の通り述べた。
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「今年のシーズンからフォース・インディアの一員に加わるのがとても楽しみです」とフィジケラ。

「ヘレスのテストではチームのプロフェッショナルな姿勢と将来性に感銘を受けましたので、私の今までの経験を彼らの目標の達成に向けて役立てたいと思いました」
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「多くの人の想像とは異なり、私の選択肢はこのチームへの移籍だけではありませんでしたが、今回の選択はベストだったと思います。新しいオーナーと、戦いに向けてのその十分な費用により、来期に大きく事態を揺れ動かせると本気で考えています」

「ものすごく自分の意欲が高まっているのを感じますし、フォース・インディアが安定してポイントを獲得できるように頑張る気持ちでいっぱいです」
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■スーティル「ジャンカルロとの仕事が楽しみ」

写真F1グランプリ2年目もフォース・インディアで戦う決断を下したというエイドリアン・スーティルは、経験豊富なチームメイトと一緒に仕事ができる事が楽しみだとして、以下の通りコメントした。

「次のシーズンもフォース・インディアで戦える事を大変に嬉しく思います」とスーティル。

「他のいくつかのチームからも声をかけてもらいましたが、大きな野心を抱いて成長過程にあるチームと一緒に戦う事が、現段階の自分のレース・キャリアにとっては良い事だと考えました」

「また、ジャンカルロと一緒に仕事ができる事についても大変に興奮しています。彼は大変に経験豊かなドライバーですし、世界タイトルを獲得したチームで走ってきた人物ですから、自分の勉強になるだけではなく、フォース・インディアが前進を続ける上でもチームが彼から学ぶところは大きい筈です」


■リウッツィ「フォース・インディアにテスト・ドライバーの任務は重大」

フォース・インディアのマシン開発を今年は務める事になったビタントニオ・リウッツィは、成長期のチームにとってテストと開発作業は今後さらに重要になると述べ、自身の大きな役割について以下の通り語った。
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「今年のフォース・インディアのテストや開発作業を支援できる事を大変に嬉しく思っています」とリウッツィ。

「投資規模が大きなった事で、テスト作業はチームの成長に向けてさらに重要な役割を果たす事になるでしょうから、テスト・ドライバーの任務は重大ですよ」

「チームの発展に大きく貢献できると自負していますし、自分の今後にとっても大変に良い機会に恵まれたと思っています」
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