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2007年10月4日
前回の日本グランプリではレース序盤に無線の故障に見舞われ、その後のレース終盤には電気系トラブルの発生によりピットイン。マシン修復作業のために10ラップ遅れたにもかかわらずコースに復帰してトヨタのホームでの完走を遂げようとしたが、さらにパンクが発生して完走扱いにはならなかったラルフ・シューマッハは、トヨタでの活動を今期限りとする旨を、今週末に中国グランプリが開催される上海において10月1日に公式発表している。
■ラルフ・シューマッハ「今が新しいチャレンジの時」
トヨタでの活動に終止符を打つ事を決めたラルフ・シューマッハは、過去3年間を振り返り、トヨタの新マシン開発にかかわった事は彼にとって大きな挑戦だった事を述べ、今後は新境地でさらなる新しい挑戦を開始したくなったと語る。
「ここまでの過去3年間はトヨタのドライバーとしての活動を続けてきましたが、再び新しい挑戦を開始する事に決めました。」とラルフ・シューマッハ。
「トヨタには非常に高い期待を持って加わりましたし、これは新しいレーシング・マシンの開発に関わるという非常に刺激的な挑戦でした。それに、フォーミュラ1での活動を開始する以前にも、日本での長期滞在を通じて、彼らの生活スタイルを学んでいましたし、日本の精神哲学には今も興味があります。」
「ただ、自分はこの何年間も戦えるマシンを待ち続けています。トヨタでの活動は素晴らしく、特にエンジニアやメカニックなどとのチーム内での協力体制は非常に興味深いものでしたが、自分にとっては今が新しいチャレンジを始める時だと思っています。」
「言うまでもなく、上海とサン・パウロに向けての意欲は非常に高いですよ。少なくとも今期の残りの戦いにはベストを尽くし、トヨタのために高い結果を残したいです。」
■来期の移籍先は?
また、気になる来期の移籍先だが、それについてラルフは以下のコメントに留めている。
「これからの何週間かはいくつか話を進める予定はありますが、最終的な決断はシーズン終了後に発表します。自分にとって金銭面の話は、マシンの開発にかかわれるチャンスが得られる事や将来の有望性に比べれば優先度が低いですね。」
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