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今年もドゥカティーは雪山で始動、スキー・ミーティング初参加のヘイデン |
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2009年1月19日
毎年恒例となったマルボロ主催の冬季オリエンテーション、MotoGPのドゥカティー・マルボロ・チームとF1のフェラーリ・チームが合同で行うプレス・スキー・ミーティングが、今年もイタリアのスキー・リゾート地として知られる雪山のマドンナ・ディ・カンピリオにおいて、先週の1月13日(火)から16日(金)までの4日間を通して行われた。
■2009年から正式にドゥカティー・ワークスのメンバーとなったヘイデン
ここでは、そのスキー・ミーティング初日の13日午前中、2009年度ドゥカティー・マルボロ・チームのレギュラー・ライダー2名に対し行われた記者会見の内容から、昨年までの6年間所属したレプソル・ホンダからドゥカティー・ワークスに移籍したばかりの米国人ライダー、2006年度MotoGPクラス・チャンピオンであるニッキー・ヘイデンのコメントを以下に紹介する。
■ヘイデン「ドゥカティーはエンジンがパワフル」
日曜日に公式写真撮影の現場で自分用のドゥカティー・レザー・スーツを初めて着用しましたが、すごく誇らしく感じましたね。
とても大きなチャンスが自分に到来した事を改めて実感しました。それに、この新たな出発に向けて、ドゥカティーやマルボロ、ならびに関係者全員が、自分に深い信頼を寄せてくれている事にとても感謝しているんです。
以前から有名なこのチームの熱い情熱、それに奉仕の心には、一瞬にして心を撃たれました。すでにここまでにチームの全員が、新しい環境に身を投じた自分に対し、いかに気分良く過ごせるようにして、そしていかに彼らのバイクに適応させて最大限の能力を発揮させるようにするか、必死にその事ばかり考えてくれているのが分かるんです。
だからここまでは全てがとてもうまくいっていますよ。実戦で戦えるレベルに到達するにはもっと速く走れるようになる必要があるのは明らかですが、自分は今の段階でも新しいバイクがとても気に入っています。
乗りやすいバイクとは正直言えませんし、コーナーからの脱出時に不安定になる事も時々ありますが、それでもエンジンはとてもパワフルですから、その点がとても重要な事ですし、実際のレースではそのパワーが大きな意味を持ちますからね。
シャシーもすごくいいですよ。硬いので走行時の反応がとても分かりやすく、特に高速コーナーで安定しているフロントの感触が好きですね。
今のところはまだバレンシアとヘレスという、狭くて曲がりくねりの激しいコースでの2回のテストしか経験していませんが、マレーシアとかカタールなんかのサーキットならもっと走りやすいだろうと想像しています。
ケーシーと一緒に仕事ができるのも嬉しいです。彼とは何年かを通してお互いによく知っていますし、元もとはダートトラックの出身でヨーロッパの選手権では育ってきていない部分とか、経歴もなんとなく似ていると言えるんじゃないですかね。
共に高いレベルのライダーですから、お互いに負けたくないという気持ちは今後強くなっていくでしょうが、その状況で一緒に働く事は、チーム全体を強くしていくと思います。
今シーズン中の展望についてですが、自分の実力や今後の成績への自信はまだ十分にあります。まず最初の目標にするのは2006年の時の自分のレベルに戻る事ですね。表彰台を安定して狙えるようにして、その後はレースで何度も勝利をあげていけるように頑張るつもりです。
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