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ヤマハがフィアット社との契約を2年延長 |
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2008年11月5日
ヤマハ発動機(株)は11月4日、同社のMotoGPファクトリー・チームのタイトル・スポンサーを昨年の2007年から務めるイタリアの自動車メーカーであるフィアット社(FIAT)との契約を、さらに2年間延長する事を公式発表した。
今回のヤマハの発表により、ここまでの過去2年間と同様にフィアット社がヤマハ・ワークスのタイトル・スポンサーを2010年まで務める事が明らかとなり、来年の2009年シーズンもヤマハ・ワークスは引き続きフィアット・ヤマハ・チームの名称でMotoGPに参戦する事が正式に判明した。
■2年目にして3栄冠を獲得、フィアットは少なくとも2010年までヤマハをサポート
フィアット・ヤマハ・チームは、発足初年度の2007年にはマシンやタイヤなどのトラブルが目立ち、バレンティーノ・ロッシが前年度の2006年に引き続き年間タイトルを逃すという非常に厳しいシーズンを過ごしたが、発足2年目となる今年の2008年にはロッシが2年ぶりにチャンピオンの座を奪還すると同時にライダー、チーム、コンストラクターという3つの部門で全ての年間タイトルを制覇、さらには2008年から同チームに加わったMotoGPルーキーのホルヘ・ロレンソがルーキー・オブ・ザ・イヤーを同時に獲得するという最高のシーズンを過ごす事になり、晴れて今回の円満な2010年までの契約延長に至っている。フィアット・ヤマハのこの2年間におけるレースでの勝利数は合計14回に上る。
■ライダー体制は今年と変わらずロッシとロレンソ
ちなみにロッシは2008年度中にヤマハとの契約を2010年まで延長し、ロレンソは当初から2009年までの契約期間を持っている事から、来る2009年度のライダー体制は今年と全く同じだ。
■ヤマハ古沢技術統括部長「契約延長を心より歓迎」
今回のフィアット社との2年間の契約更新を発表するにあたり、2008年シーズン中はチームのピット内での姿が目立ったヤマハ発動機(株)MC事業本部の技術統括部長を務める古沢政生氏は、その喜びのコメントを以下の通り発表している。
「わたしたちのMotoGPファクトリー・チームのタイトル・スポンサーであるフィアット社との、さらに2年間の契約延長を心より歓迎いたします」と古沢氏。
「フィアット・ヤマハ・チームは2008年に3つの栄冠を獲得しましたが、その素晴らしい信頼関係の中、引き続きわたしたちは共に活動を続ける事になります」
■リン・ジャービス「フィアット社の今回の決断はチームへの信頼の証」
また、ファクトリー・チームを運営するヤマハ・モーター・レーシングの責任者を務めるリン・ジャービスは、フィアット社との協力関係の延長を喜ぶコメントの中で、今後の2年間の活動に向けてのチームとしての明確な目標を以下の通り語っている。
「フィアット社との関係をさらに2年間継続できる事を大変に嬉しく思っています。イタリアの自動車メーカーが、世界最高峰2輪ロードレース選手権で日本のオートバイメーカーのパートナーを務めるという、この非常に面白い組み合わせは引き続き今後も変わりありません」とジャービス。
「わたしたちにとっての初年度だった2007年は非常に厳しいシーズンでしたが、今年はフィアットとヤマハの両方にとって大変に喜ばしい3つの栄冠を獲得するに至りました。このフィアット社の2年間の契約更新に向けての決断は、今後のわたしたちへの深い信頼を示すものであり、同時にMotoGP選手権に関与し続ける事への強い意欲と価値の高さを示すものです」
「わたしたちの将来に向けての目標は、このままの勢いで勝利を続け、フィアット・ヤマハ・チームのファンの方々に、さらに素晴らしい興奮を提供していく事に他なりません」
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