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マレーシアGP初日の概況と新着トピック
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  2008年10月18日

10月17日(金)より2008年度MotoGPシーズン最後の残り2戦のうちの1つ、今期第17戦目となるマレーシア・グランプリが、前回のフィリップ・アイランドよりも30度近く路面温度が上昇する事も珍しくない熱帯のセパン・サーキットにて行われている。
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ここでは、前回のオーストラリアGP以降の新着トピック、マレーシアGPの舞台となるセパン・サーキットの特徴、昨年のマレーシアGPレース結果、ならびに今年のマレーシアGP初日となる10月17日に行われた2回のフリー・プラクティス総合結果と各ライダーのコメントなどをまとめて紹介する。


■2008年度マレーシアGP3日間のスケジュール

まずはじめに、昨日の10月17日より開催されている今週末のマレーシアGP3日間のタイムテーブルを以下に示す。
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10/17(金) 時差:−1時間
  09:00 125cc FP1
  10:00 MotoGP FP1  日本時間:11:00
  11:15 250cc FP1
  13:10 125cc QP1
  13:55 MotoGP FP2  日本時間:14:55
  15:10 250cc QP1

10/18(土) 時差:−1時間
  09:00 125cc FP2
  10:00 MotoGP FP3  日本時間:11:00
  11:15 250cc FP2
  13:10 125cc QP2
  13:55 MotoGP QP  日本時間:14:55
  15:10 250cc QP2

10/19(日) −1時間
  08:40 125cc WUP
  09:10 250cc WUP
  09:40 MotoGP WUP  日本時間:10:40
  11:00 125cc レース
  12:15 250cc レース
  14:00 MotoGP レース  日本時間:15:00

■セパン・サーキットのレース周回数とラップレコード

セパン・サーキットにおける過去のラップタイム記録は以下に示す通り。レース周回数はMotoGPクラスが21周、250ccクラスが20周、125ccクラスが19周となる。

MotoGPクラスのサーキットレコード(レース中)は2007年にケーシー・ストーナーが記録した2分02秒108、ベストラップレコード(予選タイヤ)は2006年にバレンティーノ・ロッシが記録した2分00秒605。

250ccクラスのサーキットレコード(レース中)は2004年にダニ・ペドロサが記録した2分08秒015、ベストラップレコードは2004年にセバスチャン・ポルトが記録した2分06秒940。

125ccクラスのサーキットレコード(レース中)は2006年にアルバロ・バウティスタが記録した2分13秒118、ベストラップレコードは2004年にアンドレア・ドヴィツィオーゾが記録した2分12秒684。


■新着トピック
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続いて、前回のオーストラリアGP終了以降に届いた新着トピックを何点か紹介する。


■リズラ・スズキから青木宣篤選手が今週末のレースにワイルドカード出場

日本GPでの秋吉耕佑選手に続き、今回のマレーシアGPにはリズラ・スズキからのワイルドカード・ライダーとして、スズキの開発ライダーを務める青木宣篤選手(写真下はインディアナポリスGP中にリズラ・スズキに同行した青木選手)が出場する。なお、青木選手は昨年のマレーシアGPにも今期のGSV-Rの開発を兼ねて出場しており、この時には13位と健闘しポイントを獲得した。
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■青木選手「新型パーツを早くレギュラー・ライダーたちが使えるようにしたい」

スズキが来シーズンに投入する2009年型GSV-Rに搭載予定の多くの新型パーツを、今週末のセパンで実戦テストするという重要な役割を担う事になった青木選手は、マレーシア入り前に以下のコメントを発表している。

「ロリスやクリスと一緒に作業を進めながらセパンでレースができるなんて本当に楽しみです。今から待ちきれませんね。自分にとっては今回が今年初のレースですし、テストで何百周回も走り込んだサーキットですから、楽しめると思っています」と青木選手。

「今回のセパンは自分にとって本当に重要な週末になります。期待の大きい多くの新型パーツを使用しますからね。できる限り早いうちに他のライダーたちにも提供できるようにしたいと考えています」


■KTMが今期をもって250ccクラスから撤退、2009年度からは125ccクラスに専念
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グランプリ小排気量の2クラスに現在参戦しているオーストリアのバイクメーカーであるKTMは、来シーズンとなる2009年度からは125ccクラスの1カテゴリーにのみ専念し、250ccクラスへの参戦を今期をもって終了する事を10月16日に公式発表している。

■2年後の600ccクラスには興味なし?
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現在の250ccクラスは2011年度から4ストローク600ccクラスとなる事が決定しており、エンジンは特定のサプライヤー1社のみから供給される可能性があると言われているが、この背景から、グランプリを通じて独自のキャブレターとインジェクションの自社開発をこれまで行ってきたKTMにとっては、今後の250ccクラス参戦継続への価値を見出す事が難しくなったのかもしれない。

■シモンとカリオの来期シートはほぼ決定、気になる青山選手の動向
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なお、KTMのマシンに乗って現在250ccクラスにフル参戦しているライダーは、レッドブルKTM(ワークス)の青山博一選手とミカ・カリオ、ならびにレプソルKTMのフリアン・シモンの3名だが、ミカ・カリオは来期のアリーチェ・チームへの移籍とMotoGPクラス昇格が濃厚と見られており、フリアン・シモンはバンカハ・アスパル・チームに移籍して来期は125ccクラスに復帰する事が決定しているが、KTMワークスの250ccマシン開発を同チームの250ccフル参戦初年度から中心的に担当してきた青山選手の来期に関する情報は現在も不明だ。


■ウエストとギントーリの去就が決定、残るは中野選手のみ

来期の去就が判明していなかったカワサキのアンソニー・ウエストとアリーチェ・チームのシルバン・ギントーリの2009年度の行方が、先週から今週にかけて決定し公式発表されている。これでMotoGPクラスの2008年度レギュラーの中で来期シートが確定していないのは、現グレッシーニ・ホンダの中野真矢選手の1名のみとなった。

■ウエストはホンダからWSSに復帰
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アンソニー・ウエストは今期を最後にMotoGPとカワサキから離れ、2009年度からはスティッギー・モータースポーツ・ホンダからWSS(600cc世界スーパースポーツ選手権)にフル参戦する事を10月16日に発表している。ちなみにウエストは2006年度中はヤマハからWSSに参戦していたが、そこでの活躍がカワサキに評価されて、同年中にオリビエ・ジャックの後任としてMotoGPクラスにシーズン後半から出場していた。

■ギントーリはBSBスズキ・ワークスに移籍
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また、現アリーチェ・チームのシルバン・ギントーリも、ウエストと同様に今期を最後にMotoGPを離れ、来期は新天地となるBSB(英国スーパーバイク選手権)に活動の場を移す事を10月11日に発表している。ギントーリの新しい所属チームはBSBリズラ・スズキの母体であるBSBスズキ・ワークスだが、7年間に渡って同チームのタイトル・スポンサーを務めてきたタバコの巻紙メーカーであるリズラがBSBからの撤退を10月14日に発表しているため、2009年度からの同チームの名称はクレッシェント・スズキとなる。

■BSB2年目の渡辺選手はギントーリとは別のチームに移籍
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なお、今期からBSBに活動の場を移し、BSBリズラ・スズキで初の海外シーズンを今年は過ごしてきた元全日本チャンピオンの渡辺篤選手は、来期はギントーリのチーメイトとはならず、リレントレス・バイTASスズキ(Relentless by TAS Suzuk)に移籍してBSB2年目を過ごす事が決定している。リレントレス・バイTASスズキは今期の2008年度中は英国スーパースポーツ選手権に参戦してきたチームだ。


■セパン・サーキットに関する情報
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次に、今週末のマレーシアGPの舞台となるセパン・サーキットの特徴を紹介する。


■1999年からマレーシアGPの舞台となった超近代サーキット

セパンは、マレーシアのクアラルンプール国際空港に隣接する密林を切り開いて建設さたサーキットであり、初めてグランプリを招致したのは1999年の4月だった。以前にマレーシアGPの舞台となっていたシャー・アラム・サーキットとジョホール・サーキットは、セパン・サーキット建設以後はMotoGPカレンダーから外れている。
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全長5.584kmを誇る超近代サーキットのセパンは、現在のMotoGPカレンダーの中では最も長い全長を誇るだけではなく、コース幅についても25メートルという世界最長幅のサーキットだ。また、コーナーの種類がバラエティーに富み、超高速ストレートを持つ事からマシンの性能テストにも適しているため、MotoGPをはじめ多くのモータースポーツ選手権のプレシーズン期間中のテスト用コースとしても毎年利用されている。

セパンの設計は、上海サーキットやイスタンブール・サーキットのデザイン、ならびに富士スピードウェイの改修なども手がけたF1の近代コースで定評のあるドイツのティルケ社が手がけており、4輪だけではなく2輪のロードレース・サーキットとしての評価も高く、多くのMotoGPライダーたちに人気が高い事で知られている。

■高温多湿の気象条件、フィリップとの温度差は30度
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フィリップ・アイランドからセパンにレースの舞台を移動して各チームがまず最初に驚くのは、その気候の大きな違いだという。南半球に位置する前回のオーストラリアは現在春に入ったところであり気温は例年肌寒いが、今週のグランプリの舞台となる亜熱帯のセパンは高温多湿、気温と路面温度のその差は約30度だ。

熱帯の密林を切り開いて建築されたセパン・サーキットは、毎年高い気温がライダーの体力を激しく消耗させるだけではなく、高温の路面温度からタイヤの消耗も著しく早い。この事から、セパンでのライダーはタイヤと体力の消耗を警戒し、あまりレースの序盤から攻めの走りをする事は少ないという。

■1日の温度変化が激しく、この時期の午後は豪雨が一般的
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セパンは一日の間に路面温度が大きく変化する事でも知られており、午前中は40度前後だが、午後には55度まで上昇する。

またこの時期の気象条件は、午前中には晴れていても、午後には雷を含む突然の暴風雨に見舞われるという、熱帯雨林独特の激しい天候の変化も一般的だ。この影響から2006年は2日目午後の路面が豪雨により水没し、予選がキャンセルされるという最悪の事態となった。


■コースレイアウトの特徴

セパン・サーキットは人工的に切り開いた土地に建造されている事から、前回のフィリップ・アイランドのような自然の丘を利用した高低差はほとんどない。

世界で最もコース幅の広いこのサーキットは、928メートルの最長ストレートを含む2本の超高速ストレートを誇り、流れの良い複数の高速コーナーを4つのヘアピンや中速コーナーが結ぶという、多くのサーキットの要素をほとんど網羅するバラエティーに富んだコースレイアウトとなっている。

2本のロングストレートをつなぐ大きな15コーナーの左ヘアピンへの進入には激しいブレーキングが必要とされ、MotoGPバイクの場合は2速ギアを用いてコーナリングする。当然エンジンにも大きな負担がかかるサーキットであり、ロングストレートでは全てのエンジン・パワーを使い切って加速力を発揮しなければならない。


■セッティングの方向性
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ほとんど全てのサーキットの要素を網羅すると言われるコースレイアウトを誇るセパンでは、バイク全体のセッティングに高い仕上がりが要求される。

特に高速コーナーではマシンが傾いたままでのハード・ブレーキングが多い事から、コーナー進入時のフロントまわりにライダーが自信を持てるセッティングが不可欠となる。同時に、リアを使った脱出加速を実現するトラクションの確保も重要だ。

■ライダーの走り方に大きく依存するタイヤの消耗度
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路面温度の高いセパンでは、各ライダーのライディング・スタイルがタイヤの寿命に大きく影響する。特にレースの序盤に高熱がグリップ力を奪う中で、ライダーがいかにタイヤを滑らせ過ぎずに温存しながら走るかによって、後半に向けてのグリップや耐久性は全く異なるようだ。


■2007年のマレーシアGP決勝レース概況と結果

今年のマレーシアGP初日の結果を紹介する前に、ここでは昨年のマレーシアGP概況とレース結果を簡単に振り返っておきたい。
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■新しいアスファルトに苦戦した昨年のミシュラン、ロッシが初日の16番手

2007年のマレーシアGPは、セパンを得意とするブリヂストン勢がウェットとドライの両方で優位に立ち、FP総合1位にはドゥカティーのケーシー・ストーナー、FP総合2位にはカワサキのランディ・ド・プニエ、FP総合3位にはリズラ・スズキのジョン・ホプキンスがつけ、対するミシュラン勢はこの年に全面改修されたアスファルトに苦しみ、フィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシが初日のフリー・プラクティスで16番手に低迷するなどの大苦戦を強いられている。

■ブリヂストン優位の中、例外的な速さを見せたペドロサがポールポジション
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予選では、この年のミシュラン勢の中では例外的な速さを見せる事の多かったレプソル・ホンダのダニ・ペドロサが3戦連続のポールポジションを獲得したが、2番グリッドはストーナー、3番グリッドはグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリ、4番グリッドはカワサキのランディ・ド・プニエ、5番グリッドは同じくカワサキのアンソニー・ウエストが獲得するなど、ブリヂストンの優位性はフリー・プラクティス中と特に大差なかった。予選でのミシュラン勢2番手はレプソル・ホンダのニッキー・ヘイデンの2列目6番グリッド、セッション中は予選タイヤを装着するまでタイムシート上のトップ10圏内にも入れなかったロッシは、最終的に3列目9番グリッドを確保するに留まった。


■レースでは全員が完走、1列目からスタートした3名が表彰台を確保
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レースは12ラップ目に6番手争いをしていたニッキー・ヘイデンがコースアウトして10番手に後退した事以外はまったく波乱のない展開となり、大きな順位変動はその後生じる事なく全員が完走。優勝はこの年の10勝目をあげたドゥカティーのケーシー・ストーナー、2位はグレッシーニ・ホンダのマルコ・メランドリ、3位はミシュラン勢の中で健闘を見せたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサと、予選で1列目を獲得した3名がそのまま表彰台を獲得した。4位はレースウイークを通して好調だったカワサキのランディ・ド・プニエが獲得しており、フィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシはレース中の激しい追い上げもむなしくド・プニエに1秒届かず5位に終わった。
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日本勢では、スズキの開発ライダーであるワイルドカード出場の青木宣篤選手が13位と健闘。コニカミノルタ・ホンダの中野真矢選手は16位、ダンロップTECH3ヤマハの玉田誠選手は18位だった。


■今年のマレーシアGP初日の結果と概況

ここから以降は昨日10月17日に行われた今年のマレーシアGP初日のMotoGPクラスの走行結果と各チームの概況やライダーコメントなどを紹介する。
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■2008年度マレーシアGP初日のフリー・プラクティス総合順位

以下に、昨日行われたMotoGPクラス2回のフリー・プラクティス(FP1/FP2)における総合順位を示す。午後のセッション序盤には数回の通り雨があり、その際に短い作業の中断は生じたものの、両セッション共に基本的にはドライ・コンディションに恵まれている。温度条件は例年よりやや低く、午前のFP1開始時の気温は33度、路面温度は44度、湿度は44%、午後のFP2開始時の気温は32度、路面温度は37度、湿度は48%だった(各セッションそれぞれの結果はこちらの一覧表を参照)。
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1) コーリン・エドワーズ USA ヤマハTech3 YZR-M1 2分02秒667
2) バレンティーノ・ロッシ ITA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 2分02秒693
3) ケーシー・ストーナー AUS ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 2分02秒970
4) 中野真矢 JPN サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 2分03秒050
5) ホルヘ・ロレンソ SPA フィアット・ヤマハ・チーム YZR-M1 2分03秒179
6) ダニ・ペドロサ SPA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 2分03秒232
7) ロリス・カピロッシ ITA リズラ・スズキMotoGP GSV-R 2分03秒346
8) アンドレア・ドヴィツィオーゾ ITA JiRチーム・スコット RC212V 2分03秒430
9) ランディ・ド・プニエ FRA ホンダLCR RC212V 2分03秒474
10) ニッキー・ヘイデン USA レプソル・ホンダ・チーム RC212V 2分03秒550
11) クリス・バーミューレン AUS リズラ・スズキMotoGP GSV-R 2分03秒723
12) アンソニー・ウエスト AUS カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 2分03秒925
13) ジェームス・トーズランド GBR ヤマハTech3 YZR-M1 2分03秒964
14) マルコ・メランドリ ITA ドゥカティ・マルボロ・チーム デスモセディチ GP8 2分04秒169
15) トニ・エリアス SPA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 2分04秒183
16) シルバン・ギントーリ FRA アリーチェ・チーム デスモセディチ GP8 2分04秒204
17) アレックス・デ・アンジェリス RSM サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ RC212V 2分04秒256
18) ジョン・ホプキンス USA カワサキ・レーシング・チーム ZX-RR 2分04秒267
19) 青木宣篤 JPN リズラ・スズキMotoGP GSV-R 2分05秒998

セパンのサーキットレコード(レース中)は2007年にケーシー・ストーナーが記録した2分02秒108、ベストラップレコード(予選タイヤ)は2006年にバレンティーノ・ロッシが記録した2分00秒605。

この日は午前中にランディ・ド・プニエが軽く転倒しているが特に怪我はなく、他に目立った転倒者もなかった。


■各チームの状況とライダーコメント

以下に、マレーシアGP初日を終えた各チームの状況とライダーのコメントを紹介する。


■初日のトップタイムは自信を回復したヤマハTECH3のエドワーズ
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この日の2回のフリー・プラクティスにおける総合トップタイムの2分02秒667を記録し、初日のセパンにおいてタイムシート上の頂点に立ったのは、冬季テスト中のセパンでは常に好タイムを記録しているヤマハTECH3のコーリン・エドワーズだった。エドワーズはこの日にフロントのセッティングをシーズン序盤の状態に戻した事で、予想外の好感触をマシンから得られるようになったとしている。

チームメイトのジェームス・トーズランドはこの日の総合13番手タイムの2分03秒964を記録して、冬季シーズン中の初走行から約1年ぶりとなるセパンでの走行1日目を終えている。

■エドワーズ「フロントをシーズン序盤のセッティングに戻したら自信も戻った」

写真「過去数戦のレースが厳しかったので、今回はトップに戻ってこられて本当に気分がいい。フロントのセッティングをシーズン序盤の状態に戻したらバイクの調子が戻り、自信も蘇った」とエドワーズ。

「ルマン合同テストでセッティングを変更した後は、ムジェロやカタルーニャ、それにドニントンなどで好成績を残し、アッセンでは表彰台にも乗ったので、正しい方向性をつかめたと思っていたが、その後はフロントの感触に苦しむ事が多くなり、コーナリング中の速度が得られなくなっていた」

「でも今日はフロントまわりをヤマハに来てから過去にずっと使用してきたセッティングに戻したらとてもバイクの感触が良くなり、フロントが押し出される感じもなく非常に自然な乗り味になった。おかげでフロントの挙動を正確に把握できるようになったし、これはフロントに依存する自分のライディング・スタイルにはとても重要な事と言える」

「ミシュランが何本かいいタイヤを持ち込んでくれているのでここでのレースペースは非常に安定しているし、グリップが多少悪くなった時にもいいタイムがキープできている。ほんの少し雨は降ったが、それでも自信を持って攻めの走りを続ける事ができた。こんなに気分良く走れるのは本当に久しぶり」

■トーズランド「午後は改善が進まなかった」
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「このサーキットはものすごく周回が長い上にテクニカルなので、調子を取り戻すには少し時間がかかる。1月の冬季テストの時がもうはるか昔の事のように思えるしね」とトーズランド。

「午前中はすごく調子良く走れていたが、午後に入ってからはセッティングがほとんど進まず少し焦った。今はコーナー脱出時にスロットルをあけた時のリアの感触に問題を抱えているが、ここのように路面のがたつきがひどいサーキットだと状況が2倍くらい悪く感じてしまう。ただ、アイデアはすでにいくつかあるし、明日の改善の方向性は見えている」
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「いずれにしても、今は2分3秒台の後半では走れているし、過去のセパンで一番速かったレースペース記録のコンマ8秒落ちくらいなので、今日はそんなにひどい1日ではなかったと思う」


■ヤマハ勢が好調、フィアット・ヤマハは午前のタイムシートのトップ2を独占
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元チームメイトのエドワーズに次ぐ2分02秒693を記録し、セパン初日総合2番手につけたのは、この日の午前中にはタイムシート上のトップにつけていたフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシだった。1日目のロッシは終日ベースセッティングの改善に取り組みながら、ブリヂストンタイヤの評価を行い、全体的に好感触が得られた様子だ。
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ブリヂストンタイヤを履くチームメイトのロッシとは異なり、ミシュランタイヤで今シーズンを戦ってきたホルヘ・ロレンソは、午前中はロッシに次ぐ2番手につけ、午後にはリアのグリップ不足に若干苦しみ午前のタイムを更新できなかったものの、午前に記録した自己ベストの2分03秒179は初日の総合5番手の好位置となっている。

■ロッシ「冬季シーズンからのマシンの改善状況が把握できて嬉しかった」
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「今日は午前からトップだったし、午後にはコーリンに次ぐ2番手につけたのでいい1日が過ごせたと思っている。シーズンを通してバイクに色々と変更を加えてきたので、冬季テストの時とは感触がだいぶ異なっていたが、あれから全ての面で改善が進んだのを確認できて良かった」とロッシ。

「すでにいいペースで走れているので、今週末はいい戦いができる筈。ただ、まだ改善の余地は残っているし、セッティングの面でもう少し調整を進めておきたい。ここではいい結果が残したくて仕方がないからね!」

■ロレンソ「明日は1列目が狙える」

「今日は気分良く走れた。残念ながら午後にはセッティングを大きく変更し、最後に履いたタイヤでは十分なグリップが得られず午前のタイムを更新できなかったが、問題点はすでに把握しているので特に心配はしていない」とロレンソ。
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「ここではいい戦いができそう。明日は1列目を狙って争えると思う。ひどく暑いけどM1の感触はいいし、リアを滑らせて走るのがものすごく楽しい。今日は本当に楽しかったので、この調子が残り2日間も続くように願っている」


■今回のセパンに適したタイヤを持ち込めなかったドゥカティー
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初日のセパンの総合3番手タイムとなる2分02秒970を記録したのは、左手首に古傷の骨折を抱えたままシーズン終盤の戦いに挑み続けるドゥカティーのケーシー・ストーナーだった。この日のストーナーは午後の不安定な路面に苦しみ、思い通りにセッティングを改善する事はできていないという。また、今回セパンに持ち込んだタイヤについてもあまり納得は得られていない様子だ。
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チームメイトのマルコ・メランドリは、この日の総合14番手となる2分04秒169を記録し、初日のセッションを終えている。

■ストーナー「セパンに合うタイヤを持ち込めていない気がする」

「このサーキットとバイクに合うタイヤを今回は持ち込めなかった感じがするので、正直今日はフラストレーションのたまる1日だった」とストーナー。
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「天気も自分たちにとって都合が悪かった。午後は定期的に小雨がぱらついたせいで十分に攻め込む事ができず、有益なデータをあまり収集できていない」

「なんとかここまでのデータを活用して、明日はバイクを少しでも改善したいと思う。デスモセディチのリアに十分な荷重がかかっていなかったので柔らかめのリアタイヤを今日は試したが、このサーキットに本来適しているのは硬めのコンパウンドなので、今はバウンドが激しく振動も大きすぎる状態」

「ただ、フィリップアイランドでも似たような状況を経験したが問題は解決できたので、今回も日曜日までにはいい解決策が見つかる筈」

写真■メランドリ「満足できるような点は何もない」

「今日はタイヤに作業を集中したが、気象条件が不安定だったので満足できるような結果は何も得られなかった」とメランドリ。

「また、攻め込まない時は大丈夫だが、激しく攻めると以前から抱えている問題が浮上してくるので、バイクの調整についても作業を続けている。スロットルを開けた時の挙動とフロントの接地感には常に問題を抱え続けている状態。普通に走れば問題はないが、激しく攻め込むと余計にペースが落ちてしまう」


■サンカルロ・ホンダ・グレッシーニ、好調の中野選手が初日総合4番手
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この日のホンダ勢の中で最も好調な走りを見せたのは、午後のセッションの大半をタイムシート上のトップで過ごし、最終的には総合4番手タイムの2分03秒050を記録したサンカルロ・ホンダ・グレッシーニの中野真矢選手。

チームメイトのアレックス・デ・アンジェリスは終日セッティングの調整を続けたが順位は最後まで上がらず、この日の総合17番手タイムとなる2分04秒256で1日目のセパンでの作業を終えた。

■中野選手「予選に向けて今の好調さを維持したい」

「今日のフリー・プラクティスには満足。最初から調子は悪くなく、午前中には安定したラップタイムを記録できていたし、午後に入ってからは数回の雨による不安定な気象条件と路面コンディションにもかかわらず、さらに調子が上がった」と中野選手。
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「午後の天気のせいであまり多くの周回数は走り込めなかったが、それでもラップタイムは常に良く、順調に改善が進んだので、予選でいい走りをするためにもこのままの流れを維持できるよう願っている」

■デ・アンジェリス「時間さえあればもっとタイムを更新できた」
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「午後のセッションの終盤にブリヂストンのアドバイスに従ってリアタイヤを変更したらバイクの感触がものすごく良くなった。残念ながらそのタイヤでは4周回しか走れなかったが、時間があれば午前と午後の前半のタイムを大きく更新できていた筈」

「明日はやるべき事だらけ。午後にスペアマシンのセッティングを調整したらいい効果が得られたので、それをメインマシンのセッティングに反映する予定」


■レプソル・ホンダ、ペドロサが午後に急浮上
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午後に2分03秒232を記録しセパン初日の総合6番手につけたのは、午前中は前回のオーストラリアGPレース中の転倒により強打した左ひざの痛みもあり、リズムがつかめず17番手に低迷していたレプソル・ホンダのダニ・ペドロサだった。ペドロサは午後に入ってからは調子を取り戻し、ブリヂストンタイヤとバイクの両方から好感触が得られるようになったとしているが、冬季シーズン中は骨折のためにセパンではあまりテストができていない事や、タイヤが当時使用していたミシュランとは異なる事などから、2日目以降もライディング・スタイルの変更などに取り組む必要があるとしている。
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また、この日は日曜日のレースに向けてのセッティング調整に終日取り組んだというミシュランを履くチームメイトのニッキー・ヘイデンは、午前には6番手、午後には9番手、総合では10番手タイムとなる2分03秒550を記録した。

■ペドロサ「他のチームに比べてセパンのデータは少ない」

「午前中はリズムがつかめずに苦しんだが、午後には自分の感覚とバイクの感触の両方が良くなり、走行ペースを上げる事ができた。今日はセッティングとタイヤのテストを行ったが、ここはタイヤの選択が重要になるので、明日も引き続きタイヤを何本かテストする予定」とペドロサ。
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「レースに向けての準備をうまく進めるために、明日の2回のセッションは両方ともドライになって欲しい。セパンは冬季シーズン中に全員がテストをしたサーキットなので、どのチームも多くのデータを持っているし誰もが速く走れる」

「冬季テスト中に自分はここで1日しかテストをできていないし、ブリヂストンを使用している関係上、パッケージもあの時とは全く別ものになっているので、今は自分のライディング・スタイルを調整している最中」

■ヘイデン「フラッグ・トゥ・フラッグになったら面白そう」

「9番手に下がったのは当然嬉しくないが、今日は少し改善を進める事ができている。午前の路面は砂が多くてかなり汚れていたが、今はかなりきれいになった感じ。午後は何度も小雨が降って難しい状況だったが、ここは気温が高いのでアスファルト全体が湿る前に乾いてくれた」とヘイデン。
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「バイクの感触はとても良く、タイヤの調子も悪くないので、調子をさらに上げる事はできると思うし、そうするつもり」

「今日の午後はかなり変な走行条件だったが、レースでも同じ事が起きれば面白くはなりそう。一瞬だけ激しく雨が降った時に全員が一斉にピットに戻ってきたりしてね。ここ数日間の午後はずっと同じような天候だから、日曜日もひょっとしたら同じ条件になるかも」

「しばらくウェットとドライが半々のレースはなかったので、とても見応えがあるかもね。足の調子はもうかなり良くなったのでバイクの乗り換えは大丈夫。それにここはピットレーンが広いので面白くなると思う。でも、自分がその状況を望むかどうかは慎重に考えないといけないけどね」


■3名体制のリズラ・スズキは新型パーツに好感触
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GSV-R開発ライダーの青木宣篤選手が2009年型パーツの実戦テストを目的にワイルドカードライダーとして加わり、今回のセパンを3名体制で戦う事になったリズラ・スズキ勢のこの日の総合順位とタイムは、ロリス・カピロッシが総合7番手タイムの2分03秒346、クリス・バーミューレンが総合11番手タイムの2分03秒723、初日をレーシングスピードに慣れる事に使ったという青木宣厚選手が総合19番手タイムの2分05秒998だった。
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■カピロッシ「スズキが改良してくれた部分はうまく機能している」

「午後は変な気象条件だった。小雨が降ったにもかかわらず、セッションの終わりまで走り続けて色んなエンジンのセッティングを試す事ができたし、おかげでバイクの調子は少しだが確実に上がった」とカピロッシ。
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「まだベストとは言えない状態だが、正しい方向に作業が進んでいるのは間違いない。バイクの調子がとても良かったので、1日目の作業内容には満足できている。今週末に向けてスズキが改良を加えてくれた部分が良好に機能しているんだと思う」

「ここでのグリップを十分に得るためにはタイヤのセッティングが今後も必要だが、日曜日にはいい走りができる筈」

■バーミューレン「前回感じたパワー不足が解消されている」
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「自分たちが良く知っているセパンにまた戻って来られて嬉しい。スズキが提供してくれた新型パーツも好感触。おかげでフィリップ・アイランドでは不足していたパワーが今回は得られているように感じる」とバーミューレン。

「今日はかなり多くの種類のいセッティングをバイクに試す中、いい作業の方向性が得られた。まだタイヤのテストはあまりできていないが、バイクのグリップはさらに良くなっていくように思う。全体的に見てすごく自信が持てる状況なので、今週末の残りがとても楽しみ」

■青木選手「バレンシアまでに今回試している排気系もレギュラーに提供したい」

「もてぎのテストで激しい転び方をしてマシンを大破した後、今回のワイルドカード出場に向けてスタッフが必死にマシンを準備してくれたので、何よりも先にクルーの全員に感謝の気持ちを伝えたい」と青木選手。
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「残念ながら今回のセパンには新エンジンを持ち込む事はできなかったが、エキゾーストとサイレンサーはテストしているし、その効果は非常に大きく、ボトムエンドのパワーに大きな改善が得られている。さらなる改善を狙う上で今後も努力は必要だが、今週末の作業には自信があるので、最終戦のバレンシアではレギュラーライダーにも提供できるようにしたい」

「自分の状況としてはまだレーシング・スピードに身体を慣らしている状態だが、すでに馴染めてきたし、明日はもっとタイムを出せると思うので、午後にはいい戦いができると思う」


■JiRチームスコット
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この日は主にシャシーのセッティング改善とデータ収集に取り組んだというJiRチーム・スコットのアンドレア・ドヴィツィオーゾの初日の総合順位とタイムは、総合8番手となる2分03秒430だった。

■ドヴィツィオーゾ「シャシーの調整作業を通じて有益なデータを収集できた」

「最終的には結果も良かったし、今日はいい1日目を過ごす事ができたと思う」とドヴィツィオーゾ。
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「本当はもっと多くのテスト作業に集中したかったが、午前中のアスファルトは滑りやすく、レースに向けてのセッティングを仕上げる上であまりいい路面状態とは言えなかった。ただ、いずれにしても、何種類かのセッティングを試す事はできた」

「今回はシャシーをセッティングした際に得られたデータが作業を進める上で役に立ったし、おかげで今後の改善を進める上でいい方向性を得る事もできた。このサーキットはテクニカルなので走りのノウハウが必要だが、初日からいいラップタイムを残す事ができているので、明日以降はさらにいい戦いができる筈」


■ホンダLCR、ド・プニエは午前に転倒したものの作業内容には満足
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午前中に軽く転倒したものの作業に影響はなく、この日はミシュランタイヤのテストを中心的に行い全体的に好感触を得られたというホンダLCRのランディ・ド・プニエは、初日の2回のセッションを通して総合9番手となる2分03秒474を記録し、翌日の予選に向けて大きな自信を示している。

■ド・プニエ「予選ではトップ5圏内が狙える」

「2回のフリー・プラクティスを通して今日は良好だった。午前中は軽く転んでしまったが、それでもバイクからはとてもいい感触が得られている。午後には雨の影響で路面コンディションが若干悪くなったが、セッションの終わり頃には思い通りの走りができるようになった」とド・プニエ。

「今日はタイヤを含むパッケージの全体をうまく改善できた。硬めのコンパウンドでいい走りができているのでとても嬉しい。正直、明日はトップ5圏内を狙える状況にあると思う」


■ウエストはリア、ホプキンスはフロントに問題を抱えるカワサキ勢
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カワサキ勢のセパン初日の結果は、今シーズンを通して抱え続けているリアのグリップ不足の解消に今回も取り組み、午後にはやや改善の兆しが得られたというアンソニー・ウエストが2分03秒925の総合12番手タイム、この日はフロントから好感触が得られずに苦しんだジョン・ホプキンスはレギュラー最後尾となる2分04秒267の総合18番手タイムだった。

■ウエスト「今日は最後尾じゃなくて良かった」

「午前中はコースが汚れていた事から、グリップが得られようになるまでに時間がかかったが、路面がきれいになって速く走れるようになった途端に、ほとんどシーズンの序盤から抱え続けている問題に再び直面した」とウエスト。
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「コーナーでスロットルを開けるとバイクは前に進む代わりに横に流れていくので、そこで大きくタイムをロスする。午後には若干の改善が得られたと思っているが、通り雨の影響で実際にどのくらいの進歩があったのかは分からない。ここのストレートを走りながらタンクの上に伏せている時は、軽い雨でもシールド上に水が打ちつけるので、まるで豪雨の中みたいに感じるからね!」

「今晩はデータを慎重に調べるので、明日は引き続き改善を進める事ができると思う。今日の良かった点はタイムシート上の最後尾じゃなかった事。すでに進歩の兆候が得られた証拠だからね」

■ホプキンス「いざとなれば冬季テスト中のセッティングに戻すので心配はない」

「午前中は路面がきれいになるのを少し待ってからタイヤの評価に着手したが、その後は常にフロントがつっかかるような問題を抱えてしまい、コーナーへの進入がうまくできずに苦しんだ」とホプキンス。
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「午後にはセッティングを大きく変更してこの問題の解決に取り組んだが、どうやら作業の方向性を誤ったらしく、期待したような効果を得る事はできなかった。今晩に対策を練ってから、明日の作業には挑みたい。もし必要なら冬季テストの時のセッティングには戻せるので、今の状況をそれほど心配はしていない。あの時のラップタイムはすごく良かったしね」

「明日は速く走る自信がある。ただ、今日の午後の通り雨のような難しい走行条件はもう勘弁して欲しいところ」


■エリアスがフィリップで不満を述べたタイヤを再び持ち込んだアリーチェ・チーム
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マレーシアGP初日の走行を終えてのアリーチェ・チームの順位とタイムは、不調だったフィリップ・アイランドの時と同種類のタイヤをチームが持ち込んだ事に苦しむトニ・エリアスが総合15番手の2分04秒183、前回のオーストラリアGP2日目午前の転倒で骨折した肩甲骨の痛みに苦しむシルバン・ギントーリが総合16番手の2分04秒204だった。
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ちなみに今回持ち込んだタイヤについて、アリーチェ・チームの技術責任者は「ギャンブルを避けるためにトニがあまり好まないタイヤを持ち込み、彼の走りに可能な限り合わせられるようにチームとして取り組んだが、今回もフィリップ・アイランドと同じく難しい状況となりそう。残念ながら彼のライディング・スタイルと軽い体重にこのタイヤは合わないらしい」とコメントしている。

■エリアス「このタイヤは自分に合わない」
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「今日の内容には全く満足できなかった。フィリップ・アイランドの時と同じような難しい状況に陥っている。今回も剛性のとても高いコンストラクションのタイヤを使用しているが、自分の身体的特徴には適さないと思う」とエリアス。

「今の自分にできるのは、手持ちのマテリアルを最大限に活用してベストを尽くす事だけ。何とかいい成績を確保できるように新しい事を試みていきたい」

■ギントーリ「今回も厳しい週末になる」
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「問題が色々多すぎたが、午前中に比べれば少しは進歩していると思う。もっと好感触が得られるように明日は違うフロントタイヤを試し、激しく攻め込めるようにしていきたい」とギントーリ。

「今回も自分たちにとっては厳しい週末になりそうだが、ガレージ内のチームのメンバーたちと一緒にベストを尽くして頑張るだけ」

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