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小山選手に突然の解雇劇、チームが理由を説明 |
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2008年10月3日
KTMワークスに所属していた昨年は125ccクラスの年間ランキング3位を獲得、今期の2008年シーズンはISPA KTMアランから同じく125ccクラスに出場して現時点のランキング19位につけている小山知良選手は、先週の日本GPに引き続き行われる今週末のオーストラリアGPを目前にして所属チームであるISPA KTMアランから突然の解雇通達を受けており、オーストラリアGPの125ccクラス出場者リストからはすでに名前が外されている。
■ISPA KTMアランが小山選手の解雇理由を説明
昨年はバルジール・セードルフ・
デルビとして125ccクラスに出場し、当時のライダーだったルーカス・ペセックが小山選手に敗れて年間ランキングの4位を獲得、今シーズンは小山選手を獲得して125ccクラスを戦ってきたイタリアのチームであるISPA KTMアランは、今回の小山選手の突然の解雇を10月2日に発表した際、その理由を以下の通り説明している。
「小山選手は昨年のKTMワークス時代には年間ランキングの3位を獲得しており、今年はさらなる飛躍が期待されたが、KTMワークスのチーム監督を務めるハラルド・バートルによってオーストリアで製作されたKTMの2008年型マシンはアプリリアと比較して戦闘力がやや低かった事などから、マシンの信頼性とエンジン出力の面で今シーズンは若干不利な状況に陥り、マシン性能差による厳しい戦いを強いられる事になった」
「この状況下においてチームは、今後の目標達成を狙う上で、リスクを冒してでもより攻撃的に走るライダーが必要だと感じた。小山知良選手は非常に優れた実力を持つライダーだが、クリーンであり攻撃的な走りのタイプではないので、現在のチームの希望には適合しない」
「これからオーストラリアGPとマレーシアGPという高速サーキットでの重要な2戦を迎えるにあたり、わたしたちは小山選手の代わりに若いスペイン人ライダーであるエンリケ・ヘレスを採用する決断を下した。いきなりの高い結果は望まないが、その後の着実な成長を彼には期待したい」
「チームはスポンサーに対して、今期の不十分な成績を申し訳なく思うが、以前の好調さを一刻も早く取り戻す努力を続ける事をここに約束する」
■小山選手はコヤマックス公式ブログ内で今後の方向性を説明
なお小山選手は10月2日に自身の公式ブログ(http://blog.livedoor.jp/koyamax71/)において今回の内容をファンに向けて報告しており、今後に関しては今週末のオーストラリアGPの翌戦となるマレーシアGPからレースに復帰できる方向でKTMと検討している事を明かしている。
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