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カワサキ「メランドリとは2007年序盤から交渉していた」 |
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2008年9月15日
カワサキ・レーシング・チームはインディアナポリスGP決勝レース当日の9月14日、現ドゥカティー・ワークス所属のイタリア人ライダーであるマルコ・メランドリと、来期シーズン以降に向けて契約を結んだ事をついに正式発表した。カワサキとメランドリとの契約期間は2009年からの2年間だ。
■メランドリはドゥカティーとの2年契約を解除、2009年からはカワサキへ
マルコ・メランドリは現在所属するドゥカティー・チームと、今期の2008年シーズンから来期の2009年までの2年間の契約を交わしていたが、それ以前に乗っていたホンダのバイクからドゥカティーのMotoGPマシンであるデスモセディチGP8への乗り換えに今シーズンの序盤から苦しんでいた。
この流れから、今期の現時点におけるランキングが14位と低迷しているメランドリは、ドゥカティーとの合意の下で2年間あった契約を今年の1年間のみで解除し、かねてからオファーのあったカワサキ・レーシング・チームに来年は移籍する事を決断、今回のカワサキからの2年契約の発表に至っている。
■バルトレミー「最初に移籍話を持ちかけたのは2007年シーズン序盤」
カワサキのコンペティション・マネージャーを務めるミハエル・バルトレミーはこの発表に際し、メランドリとは2007年シーズンの序盤から交渉を開始し、18ヶ月間の長い歳月を経て今回の契約締結に至った事を以下の通り説明している。
「マルコにカワサキへの移籍話を持ちかけたのは2007年シーズンの序盤でしたが、彼には他との契約上の拘束があった事から、今期にカワサキのマシンで走るには至りませんでした」とバルトレミー。
「その後もわたしたちはマルコのマネージング会社と親密に接触を続けてきましたが、その中で彼が2009年にはフリーになる事を聞きつけたので、すぐに以前の交渉を再開した訳です」
「今年はマルコにとって厳しい年になりましたが、彼と実際に話してみたところ、彼が高い意欲やモチベーションを一切失っていない事は明白でした。彼はこれまで最高峰クラスにおいて5回の勝利と14回の表彰台を獲得していますし、今年の成績不振がその才能に影響を及ぼす事などあり得ません」
「わたしはマルコがカワサキのNinja ZX-RRに素早く適応できる事には自信を持っています。彼はジョンと共に、全てが最新の2009年型マシンの開発を通じて、チームを次のレベルに引き上げてくれる事でしょう」
「現在明らかな事は、来期の2009年シーズンには、2002年にわたしたちが最高峰クラスに復帰して以来最も強力なマルコとジョンというレギュラー・ライダー体制で挑める事です。今後のわたしたちには、MotoGPのレースでの初勝利という明確な目標を達成できるように、彼らの実力と経験を結果に反映していく必要があります」
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