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ミシュランとの決別に際しペドロサ「悪く言いすぎた事が気になる」 |
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2008年9月1日
8月31日にイタリアのミサノ・サーキットにて行われたサンマリノGP決勝レースを最後に、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサが、2008年シーズンの残りは現在のミシュランタイヤではなく、ブリヂストンタイヤを使用するという衝撃的な決定事項が事実上判明した。
■ミシュランはホンダと合意の上でペドロサへのタイヤ供給を中断
サンマリノGP決勝レースの終了直後、2輪ロードレースの世界においてホンダのトップチームに24年間タイヤを供給し続けているフランスのタイヤメーカーであるミシュランは、MotoGP最高峰クラスのホンダ・ワークス・チームであるレプソル・ホンダに所属して3年目を迎え、現在のランキング3位につけるスペイン人ライダーのダニ・ペドロサが、8月31日をもってミシュランタイヤの使用を中断する事を公式発表している。
■ミシュラン「ライダーが最大限の力を発揮するには自信が必要だと理解」
この発表の中でミシュランは、ホンダとは和解の上で合意に達した事を強調した上で、ペドロサへのタイヤ提供を今回断念するまでの経緯について「今シーズン序盤のミシュランは非常に高い成績を残してきたが、ドイツGPからここまでの数戦の流れの中でダニ・ペドロサはミシュランから提供されるタイヤでの戦いは困難との見解を示した。ホンダとミシュランはこの件に関し、ライダーが最大限の力を発揮するにはタイヤの性能を完全に引き出せるという自信が不可欠との合意に達し、両者和解の上で2008年シーズンの残りはペドロサに対しミシュランからのタイヤ提供を行わないとの合意に至った」と説明した。
■ペドロサ「今となっては悪く言い過ぎた事が気になる」
今回のミシュランからの公式発表には、ペドロサの以下のコメントも含まれている。
「自分の個人的な要求に応じて下さったミシュランとホンダの深い配慮に心から感謝しています」とペドロサ。
「今シーズン序盤の好調さはミシュランに支えられていたにも関わらず、ミシュランのタイヤに関して極端に否定的な発言をこれまでにしてきた事が、今はとても気になっています」
■結びとしてミシュランはタイヤサプライヤー一本化の流れをけん制
なお、この発表の結びとしてミシュランは、ペドロサの現在のチームメイトであるアメリカ人ライダーのニッキー・ヘイデンには、2008年シーズンの残りも現状通りミシュランタイヤを提供していく旨を説明。また、来期となる2009年シーズンのタイヤルールについては、これまでと同様に複数のタイヤメーカーがMotoGP最高峰クラスに参戦できる環境を、ホンダとミシュランは共に支持していくとの姿勢を示した。
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