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800ccマシンのコーナリング速度に規制の動き
  2008年08月17日

MotoGPの商業権利元であるスペインのドルナ社(DORNA SPORTS S.L.)のCEOであるカルメロ・エスペラータは、8月16日にブルノ・サーキットにて行われたチェコGP予選の終了後にMotoGPクラスのレギュラーライダー17名を集め、今期に入り特に目立つようになったハイスピードでの危険な転倒と深刻な怪我人の続出を抑止するために何らかの規制が必要である事を説明、ライダーたちから意見を求めた事をMotoGP公式は日本時間の8月17日に報じている。

今年はシーズン中盤までにロレンソ、カピロッシ、ホプキンス、ペドロサが高速転倒を喫して骨折などの深刻な怪我を負いそれぞれが数レースを欠場、他にも欠場はしていないものの数名が指の骨を折るなど、大きな転倒と怪我人が相継いでいるが、カルメロ・エスペラータはこの原因がMotoGP800ccマシンのコーナリングスピードの飛躍的な向上にあるとしており、何らかの対策を講じたいとMotoGP最高峰クラスのレギュラー・ライダーたちに8月16日に説明したという。

900cc時代に問題視されたトップスピード向上の問題は昨年の800ccレギュレーション導入により抑止される形となったが、今年に入ってからはコーナリングスピードのさらなる向上により900cc時代の予選タイムなどが800ccマシンのレースタイヤで破られる事態が数回発生しており、進化の進むトラクション・コントロール・システムの使用規制や、タイヤワンメークやコントロールタイヤルールの導入が再び今後検討される可能性が高くなりそうだ。

なお、4輪最高峰のF1では、タイヤをブリヂストンに一本化し、レースウイーク中に使用できるタイヤの種類を厳密に定義したコントロールタイヤルールを2007年に導入、今年の2008年からはECUをマイクロソフトMES(マクラーレン・エレクトロニクス・システムズ)社製のものに1本化してトラクション・コントロールの使用を完全に禁止している。

ちなみに本来F1のコントロールタイヤルールは今年の2008年から施行される予定だったが、新規約の発表当時にこれを不服としたミシュランが1年早い撤退を表明した事から、昨年の2007年からF1はブリヂストンタイヤに1本化、現在のコントロールタイヤルールが1年前倒しで導入される事になった。

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